ふさふさ、お勉強する(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。


「次は戌の印」
「う?」「なぁ!」「んぅ?」
「そうだ」
「…父さん何やってるの…!?」
「ああ、初等忍術書の読み聞かせをしている。やはり筋がいい」
「読み聞かせじゃなくて教えちゃったら危ないんじゃ…!?」
「う?ふさふさー!あ!イルカの教科書に似てる!…でもなんか古い?むずかしいの読めない!」
「あ!イルカ!もう術といていいよ!」
「カカシごっこしたまんまだった!えっと…解!」
「変化の術か。細部まで写し取れている。チャクラコントロールが正確だからだな。流石はうみのの子だ」
「へー!意外!変化とか上手いの?お義父さんって。まっすぐな人だからそういうの得意じゃないのかなって」
「うみのは術の精度が高い。交渉術にも長けているから、霍乱も上手いし、薬学にも詳しい。非常に優秀だが、隊長にならずに俺の副官でいてくれた」
「えっと、それは多分目を離したら危ないからなんじゃないかなー…」
「ねぇねぇ!ふさふさ!父ちゃんすごいの?」
「ああ。良く困っているところを助けてもらった」
「すごい!よくわかんないけどすごい!帰ったらなでなでする!」
「うーん。お義父さんだからいいけど、あんまり他には触らないで欲しいな…?」
「いっぱいいっぱい修行してくれたから、カカシもいっぱいいっぱいなでなでする!ちゅーも!」
「ありがと!うわ…どうしよ、楽しみ…!」
「式は早く済ませたい。彼女もきっと喜んでくれるだろう」
「うーん?でもさ、まだ婚姻許可が下りる年齢じゃないでしょ?ま、婚約は認めてもらったようなもんだし。気長にね!準備と根回しはしっかりしないとだけど!油断もすきもないもんね…!」
「純白のドレスを着た彼女は呼吸が止まりそうなほど美しかった。イルカ君にもよいものを仕立てたい」
「イルカのは俺がやるからね?絶対!」
「イルカの!なんかくれるの?楽しみ楽しみ!」
「うん!すっごいの作っちゃうから!タキシードとかでもいいよね…!何でも似合うと思うけど、さいっこうの仕立てるから!」
「ふぅん?わかんないけどがんばって!イルカもお手伝い!」
「そうだな。奥方に似てかわいらしいから、なにを着せても似合うだろう」
「あのさ、父さんは三つ子の七五三とかの準備、お義父さんといっしょに考えてあげてよ!多分今それどころじゃないだろうし」
「もう着物は仕立ててあるしな。簪も。他には何が必要だろう」
「産まれる前から完璧だったもんね…。うーん?あとはちとせあめとか…かな?直前でいいよね?多分」
「そうか。飴細工ならできるが、ちとせあめというものが良く分からない。…どこかで作り方を習ってくるか」
「売ってるのでいいんじゃないかな?多分だけど」
「そうか。猫族は狙われる事が多い。手製の物のほうが安心できるかと思ったんだが。それに気に入ってもらえるものを用意したい」
「あ、それはあるね!うーん?専門の飴職人さんとかいるのかな…?」
「三代目に伺ってくる。そろそろ任務も」
「怪我ふさがったからって無茶したら駄目だからね!」
「怪我というほどではないと思うんだが」
「そんなんだからお義父さんが心配して、三代目から待機命令でたんでしょ!家にいても結局掃除とかしちゃうし、なんか作ってたし!」
「ふさふさはじっとしてないとだめ!お昼寝する?」
「昼寝…そういえば三つ子たちはそろそろ昼寝の時間だな。お腹も空かせているだろう。支度をしてこよう」
「「「なぁん」」」
「父さんがすっごく間違った子煩悩って呼ばれるわけが分かった気がする…」
「ふさふさはやさしい!のぼると楽しい!ふさふさしてる!」
「そうだね!とりあえずは、三代目に釘でも刺してくるかなー?」
「くぎ?痛くない…?」
「あ、怪我とかさせたいんじゃないから大丈夫!ちょーっとね。また見合い写真溜め込んでるって聞いちゃったからさ…あのスカした金髪は気に食わないけど役には立ったかなー」
「うー?ふさふさのお手伝いしていもーとと一緒にお昼寝して、それからそれからえっと!いっぱいがんばる!」
「イルカはがんばりやさんだよね…!ありがと!」
「ぎゅー!えへへ!」
「何とかしなきゃ、ね。色々」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
ではではー!ちょっとでも楽しんで頂けますように…!

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