むかしむかし(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。


「カカシは三つになる前に話し始めたと記憶していたが…そうか」
「あ、母さんの字だ。へー?一歳で父さんにメッとか言っちゃってたんだ。俺」
「そうだな。彼女を怒らせると、カカシも泣き出してしまうから、気を付けていたつもりだったんだが」
「…うん。一生懸命なのはよくわかってるから!たださ、父さんは周りの人にもうちょっと気を付けて欲しいかな。仲間って言っても全員がいい人とは限らないんだしさ」
「そうか」
「っていうかさ、父さん子育て中の母さんに何しちゃってんの…」
「離乳食の講習通りに食事を作ろうとしたんだが…」
「そうだね。大量に作りすぎて余らせたり、母さんにも大量に食べさせようとしたり、子守しようとして任務にもってっちゃったりしてたんだね…」
「カカシは楽しそうにしていた。だが彼女を怒らせてしまった」
「まあ、うん。普通子どもを戦場に連れて行かれて落ち着いてる母親の方が珍しいんじゃないかな」
「そうか」
「えーっと…父さん…」
「ああ、この頃だな。カカシが話し始めたのは。話せるなら大丈夫だろうと、術や交渉の技術を」
「それでだよね…。母さんが怒ったのって」
「この頃から筋がとても良かった。一撃で敵を倒したのを褒めていたら、まだ危ないと」
「あー…うん。一般的にはそうなんじゃない?俺はさ、父さんに似たから平気だけど」
「そうか。どちらかというとカカシは彼女に似て優しくて、賢くて…」
「父さんのが優しいんだよ。たださ、ちょっと、うん。なんていうかさ」
「三つ子たちは連れて行かないようにしているつもりだ。いつの間にかついてきている事があるが」
「あの子達なら大丈夫じゃない?お義母さんにそっくりだもん。っていっても、お義父さんが発狂しそうだから程ほどにね?」
「そうだな。うみのにも似ている。かわいらしいのは奥方に似ているし、いずれは美しい女性になるだろうから、それまでには色々と準備をしておかなくては」
「…うん。父さんが三対一でもやりあえる強さをキープしてるうちになんとかしようね…」
「そうだな。三つ子たちにも色々教えよう。術…は早すぎるとうみのが。うみのからは薬草の知識と、後は綱手姫に頼んで医療の技術も教えて貰ったらどうだろうか」
「そうだね!父さんは滅多に怪我しないけど無茶するしね」
「本を読ませたらあっという間に覚えたとある。だが父親似…というのは…?三つ子の気に入りそうな本はあっただろうか」
「うーん?絵本よりも父さんにくっついてる方が好きだもんね。初等忍術書、とか…?どうなんだろ」
「そうだな。読んだことはないが、普通はそういったもので術を覚えると聞いた」
「俺も読んだことないかも…。アカデミーでちらっとしか。全部覚えちゃってたし…後でイルカに聞いてみようかな」
「そうだな。イルカ君に聞いてみよう」
「んぅー…ねぇねぇ。もっとちゃんと撫でて?」
「あ、起きちゃった?おはよ。イルカ!」
「おはよう。…イルカ君。おやつを食べたら後で聞きたい事がある。構わないだろうか」
「にゃ!がんばる!分かったらはーい!で、出来たらなでなでしてもらえる!」
「アカデミーでかな?へー?…俺のイルカに触ってるやつがいるってことか…!」
「そうだな。礼を考えておこう」
「にゃ!おやつ?おやつ?こないだのおいしかった!」
「そうか。それはよかった」
「じゃ、検診から帰ってきたらおやつにしてもらって、それからかな?」
「うみのにも話を聞きたいしな。会話…会話というと、どうしたらいいのか考えなくては」
「ほどほどでいいからね?」
「そうか」
「おやつー!でもカカシともっとお昼寝もしたい…」
「おやつが済んだらにしよっか?その後ちょっと修行とかどう?」
「にゃ!それがいいと思う!」
「会話、か」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
ふさふさ、子育てをがんばる。父ちゃんもがんばる!
ではではー!ちょっとでも楽しんで頂けますように…!

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