看病5(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。


「蛞蝓!戻ったか!」
「つ、綱手様…申し訳ありません…!も、もう…!」
「んにゃ!?やっとやぶれた!なめくじー!父ちゃん返せ!」
「ああこらお待ち!」
「にゃ!?あー!ふにふに!でも父ちゃんー…父ちゃんが食われた…!助ける!」
「大丈夫だよ!ホラよく見てみな!」
「うぅ…なんだかとんでもない目に遭ったような…!?」
「父ちゃん!父ちゃん溶けてない?大丈夫?」
「イルカ!ああ無事か…!」
「菌くっつけたままお前たちに往来を歩かせるわけにはいかないからね。…まあもうとっくに流行っちゃいるようだが。うん。熱も下がったようだし、ちゃんと飯は食ってるかい?」
「食べた!カカシのおいしかった!ふさふさのスープも!」
「ならよろしい。おいうみの。悪いがお前に頼みたいことが…」
「にゃー!いたー!酷い酷い酷い!」
「んぐっ!ああごめんな?でもほら感染が…!って大丈夫なんですか!?」 「あたしを舐めんじゃないよ!イルカは隔離させてもらうが、感染してすぐ発症するからお前は…まあ被害を考えると隔離するよりいっしょにいておやり」
「そうします…またなんかやったんですね…」
「うふふー!ふにふにー!もう帰っていーい?」
「もうちょっと待っててもらうよ。…あっちをなんとかしなきゃいけないからね」
「へ?あー!チビたち!なにやってるんだ!」
「「「うぅー!」」」
「カカシごと隔離中だ。サクモさんが離れようとしないからな。やっと落ち着いたかと思ったら今度はチビたちが結界を破ろうとするし…それでとりあえずお前にはこの子たちを…と思ったが、無理そうだな」
「いえ!なんとかしないと…!おいで!父ちゃんと家に帰るぞ!」
「「「ヤ!」」」
「ふさふさの側がいいって!ねぇねぇふにふに!おいてっていーい?」
「あー…どうする?うみの」
「…俺も残ります。ご迷惑でなければ手伝いを…!」
「そうだねぇ…?サクモさんが任務にでられる状態じゃないってのはもう伝えたが…。お前にも任務があるだろう?うみの」
「それはそうなんですが…!この状況じゃ!」
「んー?じゃあ私がお出かけー!チビたちもう自分で肉取れるし!お魚も一杯一杯獲ってきた!じゃあねぇー!」
「母ちゃんじゃあねぇー!行ってらっしゃぁい!」
「わー!?待ちなさい!うぐっ!」
「そうだね。あの子なら今は秋だから問題ないし、チビたちも離乳が済んでる。お前が残った方がいいだろう」
「んっと。でも私のあんまり触っちゃダメー!」
「ああ分かってるよ!大丈夫。私にもちゃーんと番がいるからね!」
「ふぅん?でもダメー!…やっぱり持って行こうかなぁ?」
「で、ではとりあえず…。チビたちはこっち来なさい!サクモさんが心配するだろ?」
「「「うぅー…」」」
「ちゃんといい子にしてないとふさふさが困る!困ったらふさふさが弱る!遊べなくなるからダメ!」
「「「…にゃ…」」」
「…とりあえずイルカ。お前はすでに感染しているからその部屋入ってな!」
「カカシに、会える?」
「ああ。但し無茶させるんじゃないよ!それからサクモさんの様子がおかしくなったらすぐにしらせとくれ!」
「わかった!がんばる!」
「ほらどきな!チビたち!」
「わー!?手荒に扱わないでください!女の子なんですよ!」
「生まれてすぐからああだ。火影岩から落ちたって大丈夫だよ!それより患者が弱る方が問題だ。…いいかチビたち。父ちゃんに引っ付いて離れるんじゃないよ!」
「な…」「うー…」「うなぁ」
「なんで嫌そうなんだ…まあわかるけど!…うぅ…!」
「父ちゃんじゃあねえー!カカシー!」
「あ!」
「…ま、あんなもんだろうさ。カカシの隣のベッドに寝かせるから安心しな。あとは…むしろサクモさんだな。熱があろうがなんだろうが無自覚だからタチが悪い」
「そ、そうでした!無理はしないで欲しいんですが…」
「おいイルカ。ベッドがあるだろう?」
「にゃ?うー?」
「そこにサクモさんも転がしといておくれ!私ももうしばらくしたら行くから!」
「はぁい!ふさふさ?お布団お布団!」
「ああ、イルカ君…」
「…あっちは大丈夫そうだ。後はお前たちの寝る部屋だな。チビたちの飯も考えなきゃいけないし」
「それなら俺が作ります。あとはまあうちに山盛りあるっちゃあるんですが…」
「それなら後でミナトにでも手伝わせよう」
「え!?」
「なんだい?文句あるのかい?あっても聞かないよ!ほらさっさと連れといで!」
「はい!でもその前に…サクモさん!無理しないで下さいね!うちのは元気そうですから!」
「うみ、の…?」
「…ダメそうか…」
「まあイルカがなんとかするさ。あの子は強いし優しいし器量よしだしね!男の趣味は…心配だが」
「綱手姫!べ、別にうちのは仲がいいだけで…!」
「はいはい!ついたよ!ここの部屋を貸してやるから、しばらく昼寝でもさせときな!」
「は、はい!…俺が父ちゃんなんだし、がんばらないとな…!」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
父ちゃんの努力と立場…。
ではではー!ちょっとでも楽しんで頂けますように…!

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