看病13(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。


「いやー美味かった!サクモさんは凄腕だが、うみのも中々じゃないか!」
「そうですか?お口にあったのなら良かったです。ほら最近カカシ君とも料理をするので、腕が上がったような…?」
「あの子は…色々心配だが、腕の方は確かだね。調薬も仕込んでやってるんだろう?」

「ああ、基礎的なものを一応。物覚えがいいし、イルカもヤル気になってくれるんですよ」
「イルカもいい子に育ったねぇ?将来有望だ!まあ番が雄ってのはあれだが、三つ子がぽろぽろ産んでくれそうだしね!」
「つ、番…!いやでもまだ子どもですから!きっといつかかわいい女の子を…!」
「なんだい?まだうだうだいってんのかい?猫族なんだから諦めな!まあ色々手は考えておくけどね」
「手…!何か方法があるんですか!?」
「ねーねー!もっと撫でて!肉!ふにふにばっかり駄目―!あとふにふには後でふにふにしたい!」
「わー!こら!わかったから!ほらあーん」
「んー…うまぁい!」
「チビたちの成長も順調だね。猫族は成長が遅いというから心配していたが」
「んなぁ?」「なぁ」「うー?」
「そうですね。イルカもですがちょっと言葉が遅かったらしいです。ただもう食事も自分でこうして食べられますし!かわいいんですよー!…運動の方はその、もうご存知のとおりですが」
「はは!この間の検診のときも獲物つきだったっけね。大物だったよ!」
「す、すみません!うちのに悪気は…!」
「オオモノだって褒めてくれたもん!ねー?」
「ちゃんと捌いてつまみにしたさ。一部はちょうどいい研究材料にもなったしね」
「そ、うですか…なら良かった…のか…!?」
「さてと、サクモさんの様子を診てくるから、チビたちはさっさと風呂はいって寝てな!」
「「「…な」」」
「多分明日になればあわせてやれるから、いい子にしてられるな?」
「「「な!」」」
「いい返事だ。さて、それじゃお前たちは…」
「ふさふさで一杯遊ぶー!」
「だーかーら!さっきも言っただろう!病み上がりなんだから無理させちゃ駄目だって!イルカたちも心配だし…」
「離れで元気に遊んでるよ。カカシはともかく、イルカはまだまだガキだし、いくらなんでもサクモさんが一緒のところでどうこうしたりはしないだろうさ」
「どうこうって…!そ、そんな…!そういえば二人一緒に寝てるってことか…!?」
「うっみのさーん!こんばんは!」
「わぁ!?」
「お、ミナト。もうできたのか。すまないね!」
「いえ!だってクシナに何かあったら心配じゃないですか!」
「…まあわかっちゃいたけどね…。ほら。腕だしな」
「え?でも子どもたち優先でいいですよ?俺は別に…わっ!」
「なんだい?いい年して注射怖がることもないだろう?ドテッ腹に風穴開けてきたことだってあるくせに」
「いてててっ!ちょっ…ッ!」
「ほら済んだよ。そのテープはしばらく貼っときな。ワクチンなら医療班にはすでに投与済みだし、今回のでほぼ里人全員にいきわたるだけの準備ができたはずだから、変な気回すんじゃないよ!」
「注射より腕の方が痛いですって…!クシナ!そうだクシナ連れてきますね!」
「こら!まだ動くんじゃ…ったく。行っちまった。落ち着かないね!」
「…えーっと?もしかして」
「ワクチンだ。チビたちも風呂から上がったら打つから後で連れといで」
「はい!よかった出来たんですね!」
「うちの弟子の腕が良くてね!物覚えも頭の回転もいいし、なにより気立てがいいんだよ!」
「お風呂ーお風呂―!一緒に入ろ?」
「わー!?綱手姫…後でまたー…!」
「騒々しいねぇ?まあこの生活とももうすぐおさらばだし。…辛気臭いこと考えるのは止めて、酒でも飲むか」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
ふにふにちょっと寂しいモード。
ではではー!ちょっとでも楽しんで頂けますように…!

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