もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどんがんがんばりばりさくさくぽりぽりかりかり勢いあまってアップしておきます。 …大プッシュを頂けましたので、やはりまた増やしてしまいましたがどうなんだろうなぁ…? 「ただいま!ちゃんといい子にしてたか?」 「おかえりなさぁい!ちゃんと待ってたから、ご褒美!」 「あ、そのだな。今のはイルカに…!あ、でも…イルカが寝てからなら、その…!」 「おかえりなさい!じゃあねぇ!とうちゃん!」 「え!?」 「カカシの所行くからー!」 「え?え?え!?」 「行ってきまーす!」 「え!?もしかしてもう、よ、よめに…!?」 「母ちゃんはー?」 「父ちゃんにお留守番のご褒美貰うから行かなぁい!」 「じゃあイルカもう行って来るねー!」 「こ、こら!子どもの前で…って!待ちなさいイルカ!こんな夜遅く…」 「こんばんは。」 「あ、カカシ!」 「イルカ、ちゃんと説明した?」 「行ってきますした!行こう!行こう!…ねぇあとで遊んでいーい?」 「そっか。じゃ、ちょっと待ってね?あの、お義父さん。」 「カカシ君…!?イ、イルカとどこへ行くのかな!?…お前はちょっと待っててくれな?」 「にゃん!?…やだぁ!待てないー!いい子にしてたのに!」 「あ、お義母さん!ほら、これ、どうぞ。」 「にゃ!蛙―!まてー!」 「すごいな。見事な式だ…って、これ、サクモさんの術じゃ…!?」 「えへへ!父に教わって覚えました!」 「カカシ君はすごいな…!」 「いえ、そんな…!」 「ねぇ!早く行こう?」 「ああ、ちょっと待っててね?イルカ。」 「う?なんで?…あ、もっと撫でてー!」 「もちろん!…お義父さん。この間から父が家を空けているんですが、イルカが俺を心配してくれて、遊びに行ってあげるって言ってくれたんです。」 「え?心配って…確かに君くらいの年の子が一人って言うのは…」 「ちがうもん!カカシ、怪我してるの!だからイルカが治療のお手伝いするの!」 「ええ!?」 「あ、大したことはないんです!ただちょっと手当てが面倒な所なので。本当は病院に泊まろうと思ったんですが、イルカが気付いてしまって…。」 「見せなさい!ほら、上がって!」 「わっ!え、あの!でも!」 「あー!父ちゃん!カカシ盗っちゃ駄目―!!!」 「ねぇねぇ!ちっさいふさふさ大丈夫?…背中から血の匂いがする…!お薬もってこなきゃ!」 「盗らないから!頭から降りなさい!薬はあの棚の右側のアレ持ってきてくれ!」 「はぁい!」 「うぅー!ホントに?盗らない?」 「あ、あの?」 「イルカが行くより家に泊まりなさい!怪我してるのに子どもだけなんて駄目に決まってるだろう!」 「え!カカシ泊まるの!わぁい!やったぁ!一緒に寝よう!寝よう!」 「あの!でも!ご迷惑になりますから!」 「いいから!サクモさんにも式を飛ばしておかないと…!」 「はい!染みるけど良く効くお薬―!」 「ああ、ありがとう。ほら、怪我見せて!」 「えっと。はい…。」 「…小さいが深いな。クナイか…。」 「ちょっと、へまをしたんです!でも、普段は…!」 「あのね?カカシは一緒の人をかばったから、怪我したの。イルカがついたとき、もう間に合わなかったから…!」 「ちがうんだ!俺がもっと強ければ…!」 「い・い・か・ら!ちょっと黙る!…染みるよ。」 「うっ…!」 「カカシカカシ…!ねぇねぇ大丈夫?うぅー…痛いの痛いの飛んでけー!」 「ありがと。大丈夫だから泣かないで…?」 「カカシ君。怪我してるときにチャクラを無駄に使っちゃ駄目だろう!イルカ。後でお話があるけど、まずカカシ君のお布団用意してきなさい!」 「はぁい!ねぇねぇ!お話ってなぁに?」 「…勝手にお外行っちゃ駄目だっていってあったな…?お仕置きするって!」 「うぅー…!だって!カカシがお外だったんだもん!一週間も!」 「すみません。お義父さん…。」 「いいから。君はしっかり休む!」 「はい…!」 「お布団、お布団!…お仕置きー…いやー…。」 「はぁ…。全く!」 「ご褒美も忘れちゃ駄目ー!」 「うわぁ!だから、ちょっと待ってなさい!」 「はぁい!ちょっとだけねー?」 「あ、カカシも持って行こうっと!父ちゃんに盗られちゃうもん!」 「え。わっ!大丈夫だからー!」 ***** 「カカシのお布団!イルカと一緒のお部屋!」 「ありがとう。」 「…ねぇねぇ。まだ痛いの?悲しい顔…。」 「ううん。…お義父さんにさ、情けない婿候補だって思われたんじゃないかなって…。」 「むここうほはよくわかんないけど、カカシに怒ってるんじゃないから大丈夫だと思う!…でも、イルカはあとで凄く叱られるかもしれない…。父ちゃん怒ると凄く怖いから…。」 「そんな!だって俺のせいなのに!一緒に怒られよう!それで…どうしても駄目だって言われても諦められないから…!」 「イルカも!カカシと離れるのイヤー!」 「だから…もしもの時は、…一緒に、駆け落ちして!」 「うん!かけおちわかんないけど、一緒にいる!ずっと!」 「カカシ君?まだ起きてるかい?」 「!あ、その、はい!…聞こえちゃったかな…!?」 「あ、大丈夫!父ちゃんは母ちゃんみたいに耳が良くないもん!」 「ああ、イルカたちはもの凄く耳いいもんね。」 「じゃ、ちょっと失礼するよ。」 「すみません。急に押しかけるような形になってしまって…!」 「それはいいんだ!子どもがそんなコト気にするもんじゃない!ただ…」 「イルカのことなら…!俺がもっとちゃんと言い聞かせていけば…!」 「そうじゃなくて!…君は、いつも怪我すると病院か一人で治してるの?」 「ああそれなら。はい。父はどうしても家を空けがちなので。…でも式、飛ばしちゃうと大慌てで帰って来ちゃうから…。多分今日も朝には戻ってきちゃうかもしれないんです…。」 「サクモさんらしい。…分かった。サクモさんが帰ったら相談する。」 「父ちゃん…?ふさふさにナニ相談するの?」 「子どもが一人でいるなんて危ないからな。…その、一緒に住むというか、なんていうか…!」 「え!」 「父ちゃん!わかんない!なあに?」 「サクモさんが留守の間には家にいなさい!危ないだろう!」 「ホントに…いいんですか…!」 「やったぁ!カカシとずっと一緒―!」 「イルカ。お前のお説教はまだだからな!」 「うぅー!お説教…怖いのヤダ…。」 「だからそれは俺が…!」 「…ああもういいから、ほら、怪我人で子どもはさっさと寝る!イルカももう寝なさい!明日から罰として、おそうじ当番増やすからな!」 「はぁい!がんばるー!」 「はい!俺も手伝います!」 「怪我してる人はだめー!」 「はぁ…。じゃあ、ちゃんと休むんだよ?」 「まだぁ?ねぇねぇ!遅いー!!!」 「わっ!飛びついたら危ないだろう!!」 「だって、我慢してたのにー!」 「あ、こら!子どもの前で!…ちゃんと待ってたからご褒美、がんばるから、ホラ、部屋に…!」 「うふふ!一杯しよう?」 「行っちゃった。」 「父ちゃん、母ちゃんと一緒だから、きっともう今日は怒られない!」 「なんだか…夢みたいだ…!」 「夢じゃないよ?これで一緒!」 「うん!」 「一緒に寝よう?」 「うん…!」 ***** 「カカシ!カカシは!?」 「サクモさん!落ち着いてください!わー泥とか返り血とかそのままできたんですか!?」 「父さん!大丈夫だから!」 「ああ、良かった…!お前までと…!」 「父さん。そんなにぎゅってされると苦しいから!」 「ああ、すまない…!」 「大丈夫!たいしたコトないから!お義父さんが手当てしてくれたし!」 「うみの、ありがとう…!」 「それでですね、サクモさん。」 「ふさふさー!カカシはイルカのうちの子になったから、ふさふさも来るよね!」 「あ、こら!イルカ!」 「そうか。…そうだな。それでも別に構わないが。」 「サクモさん!落ち着いて!とりあえず風呂に入って着替えてきて下さい!」 「だが、カカシが!」 「ああもう!ほら家に上がってください!それからさっさと風呂に入ってくる!」 「分かった!」 「じゃあ、お着替えだしてくるねぇ!お礼はふさふさのぼりでいいからー!」 「ああ、好きにしてくれて構わない!すまないが、邪魔させてもらう!」 「えへへ!やったぁ!」 「こら!駄目だろ!それにしても…サクモさんがあんなに取り乱しているのを見るのはめずらしい。カカシ君も汚れちゃったな。着替えを…」 「んにゃ!ふさふさで遊ぶー!」 「駄目だって!」 「あの、色々思い出しちゃうらしくて…。」 「そうか…。…こら!いい加減止めないと今日は撫でないぞ!」 「うぅー…!…でもいいかな!もうふさふさもうちの子だし!今日は我慢する!楽しみ楽しみ!」 「カカシはイルカのだから上げないもん!」 「うん!イルカ…俺は君の!」 「イルカもカカシのだもんね!」 「…もう、なんでもいいか…。」 ********************************************************************************* 子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きをがんがんどんどんばりばりじゃんじゃんサクサクぽりぽりかりかり出来心でアップしてみる。 父、ついにふさふさ親子の天然さに負けるというか…? ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!! |