もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。 遊園地その後ー? 「報告は以上です」 「ご苦労。良くやってくれた。カカシももうすぐ帰るじゃろうから今日の所はゆっくり…」 「三代目」 「どうした?報告に不備はないぞ?そのう、ほれ、あれじゃ!今はちとまだ計画ちゅ…いやそのじゃな!」 「ありがとうございました」 「何のことじゃ?何があった?」 「頂いた券でゆうえんちという所に初めて行ってきました。子どもたちもうみのと奥方も楽しんでいて…」 「そうか…お主にはもっとこういう機会を設けてやらねばならんかったのう…で、どうじゃった?中々おもしろかったじゃろう!ワシも以前一度…」 「からくりがとても複雑なもので、参考になりました。稼動部がどこかなどを音から判断すれば、大規模な物であっても…」 「壊すこと前提じゃな?はぁ…これだから!」 「今までは兵器としてのからくりばかりでしたから、発見し次第破壊していましたが、今後は動力部のみを停止させてそのまま持ち帰れるかもしれません。それと雷遁の応用でこちら側から操作できる可能性が…」 「はぁ…。で、他には何かなかったか?」 「お化け屋敷というもののなかで、面白い仕掛けを。…トラップの応用にも使えそうだと思いました」 「…そうか…」 「ああ、それと。めりーごーらんどというのが」 「なんじゃ?ああ、回転木馬のことじゃの。何かあったか?」 「いえ。彼女が持っていたオルゴールそっくりで…本当は乗り物で楽しいのだと言っていたのを思い出しました。キラキラと輝く鏡や装飾も…回るだけの単純な乗り物でしたが、美しく輝くそれらを見ているのは楽しいと思いました」 「そう、じゃな…お主はどこまでもアヤツを…」 「色々と参考になりました。なによりカカシが。…とても楽しそうに笑っていてくれたので」 「そうか…それはよかったのう!まあアヤツのことじゃから、遊園地よりもイルカじゃろうが」 「それにしても、遊びのためだけにあそこまで大掛かりな施設を作るというのはすごいですね」 「まあ、そうじゃな。人の欲望というのは再現のないモノじゃし、その欲望がなければ発展も…」 「最初は、何かの訓練設備だとばかり。予想外の動きを体感することで体性感覚を養うことが出来そうでしたし、一般人向けに速度を遅くしてあるのかと」 「…で、うみのにでも教えられたか?」 「はい。純粋な娯楽施設で、訓練として使用したりはしないと。景色を楽しむためのものなのかと聞いたら、それもまた違うようです」 「そうじゃなぁ…お主の感覚ではそうなるか。…うみのには苦労をかけるのう…」 「ああ、そういえば。お化け屋敷できゃーというのを忘れました。作法だとカカシに聞いたのですが」 「…それはの。お主はええんじゃ。そういうのは子どもと女子だけでよい」 「そうでしたか。ありがとうございます」 「そうじゃな…まあ、次があればその時もうみのと一緒に行くようにな?」 「はい。うみのもそうするようにと」 「…はぁ…まあ、よい。お主には色々とこれから…」 「では。お礼と言ってはなんですが、またうちへ」 「ああ、そうじゃなぁ…アヤツの様子も見に行かねばならぬし、また邪魔させてもらおう。その時は頼んだぞ?」 「はい」 「では、帰って休め。あまりうみのに心配をかけるでないぞ?カカシにもな」 「はい。…それでは」 「はぁ…アヤツはどうしたああも…!任務に関しては完璧なんじゃがのう…。もう少し、何か普通の遊びという物を教えてやらねばなるまい。そうすればいずれ後添いを娶っても…!」 ***** 「おかえりなさい!父さん!」 「にゃ!ふさふさー!おかえり!」 「ただいま。カカシ。イルカ君。…うみのは?」 「あ、なんかお義母さんのお出かけに持って…じゃなくて、一緒に出かけちゃったみたい」 「あのね?父ちゃんは二人っきりが駄目だから待ちなさいって言ったけど、母ちゃんはふさふさばっかりかまってずるい!っていって持ってったの!」 「そうか。…奥方には申し訳ないことをしたな。お詫びと言っては何だが夕飯になにか奥方の好物を…」 「多分なんだけどね。…父さんに何か相談したいことがあったみたいで、相談とか、なんとかしなくちゃって言ってたのがお義母さんとしては寂しかったみたい」 「相談…何かあったのか?」 「うーん?何だろうね?」 「父ちゃんは一緒の部屋はきけん?って言ってた!でもよくわかんない!」 「そうか。…では、帰ってくるまでに食事の仕度をして、奥方と一緒に相談できるようにしよう」 「ありがとう!ふさふさ!」 「父さんは休んでても大丈夫だよ?イルカと一緒に作るから。もう下ごしらえは済んでるし!」 「そうか。最近、イルカ君の料理の腕も上がったようだし、楽しみだな。…だが俺に出来ることを…」 「えへへ!誉められた!がんばる!カカシと一緒楽しい!」 「俺も!イルカと一緒に料理するの大好きだよ!…同じスプーンで味見したり、ちゅ、ちゅーとかは時々だけど…!」 「仲がいいのはいいことだな。そろそろ色々準備を考えなければ。指輪だけでは…」 「あ、そうだ!三代目はなんて?いつ来るかわかるんなら仕度しとくよ!」 「いや、まだお誘いしただけだが、近いうちに遊びに来ていただこう」 「そうだね!…何か企んでるかどうかも探りたいし…」 「遊びにきたらじいちゃんと遊ぶ!カカシも一緒!でもふさふさいじめるなら遊んであげない!」 「ありがとイルカ!」 「いじめる…?何かあったのか?」 「ううん!父さんが疲れてるのにあんまり変な任務押し付けないで欲しいなってだけ!」 「ああ、以前の…」 「にゃ!父ちゃんの匂い!」 「うみの」 「サクモさんおかえりなさい…」 「えっと。お義父さん大丈夫ですか…?」 「父ちゃん疲れた?おなかすいた?」 「いや、大丈夫だぞー…?ちょ、ちょっと疲れた気もするけど!こんなことでへこたれてたら、母ちゃんと暮らせないからな…!」 「奥方は?」 「それが…ちょっとまだ遊んでまして」 「遊ぶって…狩りですか?」 「あー…その。綱手姫の蛞蝓が迎えに来たんだ。どうもうちのに用があったらしいんだよなー…連れてったっていうより、遊びながら誘導されてたから」 「体調が悪いのならすぐに診せなくては」 「ああ、ほら、そろそろ季節の変わり目ですから。それで検診に迎えに来たんだと思います。だからそんな顔で心配しなくても大丈夫ですって!」 「…そうか」 「ああほら、帰ってきますから!すぐに!」 「肉ー!」 「…ほらね?」 「そうか」 「お義父さん、大丈夫ですか!」 「母ちゃんばっかりずるいー!父ちゃんのぼり後でイルカも!」 「んー?ねぇおなか減った!」 「ああすぐ用意しよう」 「もう殆ど出来てますから!待ってて下さいね!」 「えへへー!沢山食べようっと!」 「ああそうだ。検診結果はどうだった?どっか悪かったりしなかったよな?」 「大丈夫ー!元気―!どっちも!きょうも胸がでっかいのぷにぷにしてきた!オマケのでっかいのもむにむにしたの!楽しかった!」 「まあ綱手姫が喜んでるんだからいいのか…。って、どっちもって?」 「お腹減った!肉まだ?」 「ああわかったから!ちょっと待っててくれな?今俺も手伝って…」 「お待たせー!母ちゃん!」 「にゃ!美味そう!イルカすごい!」 「えへへー!カカシとがんばったの!」 「は、はや!何でそんな早いんだ!?」 「下ごしらえ済んでましたから!さ、お義父さんも一緒に食べましょう?」 「うみのはしっかり食事した方がいい。顔色が悪い」 「あー…ソレは別の原因というか…」 「父さんもちゃんと食べてねー!」 「わかった。気をつけよう」 「むにむにってすごいの?イルカも触っていーい?」 「むにむにはいいけど、ぷにぷには駄目!だってイルカは俺のだよね?」 「イルカはカカシの!カカシはイルカの!ぷにぷにだめならしない!むにむにでがまんする!」 「うん!ありがと!」 「…なんかまた変な方向に…!」 「元気そうで何よりだ」 「そうですね…とりあえず、後片付けは俺がやりますからね!」 「ありがとう」 ********************************************************************************* 子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。 遊園地続きのような…? ご感想などございますればお気軽にどうぞー! |