もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。 こそっと! 「父ちゃーん!ただいまぁ!」 「お帰り!どうしたイルカ?カカシ君とお出かけしたんじゃ…?」 「あのね?いいものみせてあげる!すごいの!」 「いいもの?」 「はい!」 「…こ、これ!?」 「おっきくて、キラキラでキレイ!ピカピカなの!すごい?すごい?」 「K to I…あとなんかまだ彫ってあるけど…!カカシ君か…!?」 「こんにゃくゆびわ?だって!今度もっとちゃんとしたの贈るけどとりあえずって言ってた!」 「うっわー…これ、ダイヤだよな…!?しかも、プ、プラチナ…!」 「う?よくわかんないけどキレイだから見せてあげる!でも上げない!見たら返して?」 「イ、イルカ…カカシ君はどこだか分かるか…!?」 「ん?これくれた後任務に行ちゃった!今日のはすぐ終わるからって言ってたから、イイ子でお留守番するの!」 「…そ、そうか…とりあえず…!?ああどうしたらイイんだ!?サクモさんもいないし!い、いても当てになるかどうか…!?」 「ふさふさ?さっき帰ってきた!」 「なんだって!?どどどどどどこに!」 「帰ってきたから遊んでもらうっていって、母ちゃんとお出かけ!」 「またか!?」 「母ちゃんにはソレ見せてあげないの。母ちゃんキラキラしたの好きだから盗られちゃうと困る!」 「そ、そうだよな…!?これにじゃれたりしてなくしちゃったりしたら、こんな高価なモノ…!それに、婚約ってことにされちゃうのか…!?」 「ねぇ。もういーい?返して?」 「ちょっと待ってなさい!えーっと確かこの辺に…?」 「うぅー!それ!イルカの!カカシがくれたの!かーえーしーてー!」 「唸らない!ぶら下がらない!お!あったあった!」 「にゃ?鎖?ちゃらちゃらする!にゃ!にゃ!」 「じゃれないの!…イルカはいろんな所に遊びに行くだろう?落っことしたらあぶないからな。それよりも…」 「そんなことしないもん!カカシがくれたから大事にするの!落っことしても匂いで分かるもん!」 「ああほら!いいから!これにこうやって通して…できた!」 「あ!父ちゃんが首に下げてるのに似てる!」 「さっきみたいに手で持ってるだけより、こっちの方にしなさい!」 「カカシのキラキラ、キレイ!ありがとう!父ちゃん!」 「あと、それをそのまんま表に出しとくと、誰か悪い人に狙われるかもしれないから、こうやって服の中に入れときなさい!」 「はぁい!えへへ!」 「…はぁ…。ど、どうしたらいいんだ…!?」 「ねぇ父ちゃん!いいこでお留守番だけど、母ちゃんとふさふさと一緒に遊んでもイイと思う?」 「そ、そうだった!?まずそっちなんとかしないと!…どこにいるか教えてくれ!」 「がんばる!あのね?えんしゅーじょーだって!あっち行った!」 「あっちだな!…イルカはお留守番してなさい!」 「はぁい!…行きたいけどがまんする!カカシ待ってる!ちかい?のちゅーしたもん!」 「ななななななん!?」 「にゃ!父ちゃん大丈夫?」 「…大丈夫だ…ここで意識を失う訳には…!行って来る!」 「いってらっしゃぁい!」 ***** 「サクモさん!無事ですか!」 「ああ、うみの」 「ん?一緒に遊ぶ?」 「遊ばない!任務帰りのサクモさんに無理させちゃ駄目だろ!」 「ううー!だって遊びたいの!」 「駄目!帰るぞ!」 「うみの。大丈夫だ。今日の任務は簡単だったし、奥方との手合わせは良い修行に…」 「サクモさんも真っ直ぐ帰ってきたらちゃんと休む!そ、それと後でご相談が…!」 「わかった。…何か任務でも?」 「任務…だったらよかったんですけどね…。子どもなのにどうしてあんなものすごい指輪を…!」 「帰るの?ヤダ!もっと遊ぶ!」 「奥方。今日の夕飯は鴨のオレンジ焼きだ」 「肉!食べたい!美味しそう!」 「こ、こら!」 「では、修行は後ででも構わないだろうか?」 「遊ぶのより肉がいい!早くねぇ!」 「ああ。…さあ、帰ろうか。うみの」 「えぇ…本当にすみません…!」 「いや、大丈夫だ。ああ、そういえば俺にも相談が」 「帰ったら色々…考えましょう。一緒に!」 「わかった」 ***** 「お帰りなさい!父さん!お義父さんとお義母さんも!」 「おかえりなさぁい!父ちゃん!母ちゃん!ふさふさ!」 「カカシ君!いた!」 「おかえり。イルカ君もありがとう」 「ねぇ肉―!」 「そうですね!お義母さんにはとりあえず…」 「そ、その前に!カカシ君、そ、その!イルカが持ってたあの、すごいのは一体…!?」 「婚約指輪代わりです!本当はもっとちゃんとしたのがいいなぁと思ったんですけど…いい石があったので!でもこれから俺たち育つから、大人になってからもずっとつけていられる指輪はまた改めてにします!」 「あのね?なくさないようにって父ちゃんが言うから、首につけてるの!ふさふさにも見せてあげる!」 「ああ、この間選んでいた物だな。イルカ君によく似合っている」 「えへへ!やっぱりそう?イルカは何でも似合うから迷っちゃったんだけどね!」 「母ちゃんには上げない!」 「ふぅん?キラキラキレイなのいいなー?」 「じゃれちゃ駄目だぞ!…こういうのが欲しいなら何か探してくるから!そ、それにしても、やっぱりサクモさんも一枚噛んでましたね…!?」 「折角正式に婚約してくれたのだから、何か贈った方がいいだろうと思ったんだが。妻と付き合い始めたときに、周りもそうアドバイスしてくれた。…贈った妻には怒られたが」 「そりゃそうですよ!国宝級の石なんて…!あの時も大騒ぎになったじゃないですか!」 「そうだったな。…それもあって、今回は小さい物を勧めておいた」 「小さくないです!あ、あんな指輪…!ガラス玉でもないのに指が折れそうなのに!」 「そうか…」 「ああもう!しょげないでください!…後で色々…」 「ねぇねぇ!肉まだ?」 「ああ、お義母さん!これをどうぞ!」 「ん?あ!肉!…美味い…!」 「ミートボールグラタンです!おやつに!」 「カカシ、ありがとう。…では、夕飯の仕度を…」 「わー!?俺がやりますから!」 「イルカもお手伝いー!」 「父さんはちゃんと休んでないとだめでしょ?俺とイルカで一緒に作るもんねー?」 「ねー!イルカがんばる!」 「えへへ!」 「…あああああ!と、とりあえず!こんな高価なモノつけててイルカが狙われたら困るから!ソレしまって…」 「大丈夫です!ちゃんと術かかってますから!」 「え!?」 「あのね?カカシとふさふさと父ちゃんと母ちゃん以外が触ると、ぱちん!ってなるんだって!痛いの!」 「ま、それ以外にも色々…」 「それなら安心…できるかー!!!」 「うみの。やはりもっときちんとした術の方が良かったか?」 「そっか!でもなぁ?あんまり一杯術かけると、イルカが遊びに行った時、他の人が危ないかと思ったんだけど」 「うぅ…!とにかく!今度からプレゼントに高価なモノ禁止!イルカは…ソレ見えるように持って歩かないこと!」 「はぁい!大事な物だからちゃんとする!」 「ありがと!イルカ!…今度鎖もおそろいで新調しようっと!」 「おそろい…!?ってことはカカシ君も…!?ああもう!…晩飯食ってから色々話があります!サクモさんは、それまで休む!風呂先に入っちゃってください!ほら!」 「わかった。…では、後で」 「お前は…ソレ食べてもうちょっと待っててくれな?」 「んー?ちょっとだけねぇ?これ美味い!」 「はぁ…。カカシ君とイルカは…ご飯仕度を手伝うから!」 「ありがとうございます!」 「父ちゃんもお手伝い?二人で出来る!」 「…二人っきりは禁止!父ちゃんはちょっとお前とカカシ君にお話があるから!」 「はい!お義父さん!」 「んー?わかった!」 「油断しちゃ駄目だ…頑張らないと…!」 「ねぇねぇ!カカシ。…後でね?」 「うん!…後でね…!」 「そこー!いちゃつかない!」 「すみません!ついイルカが可愛いのでつい!」 「えへへ!ご飯作ろう!」 「うん!」 「先が…思いやられすぎる…!」 ********************************************************************************* 子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。 子ぬことふさふさ(小)おそろいの指輪編!…別名父はまた追い詰められる編を上げてしまう。 ではではー!ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!! |