お年玉(教えて妖精さん!)

「お帰りなさい!カカシさん!あけましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします!」
「着物?…あー…そっか。そうだったね。えーっと。あけましておめでとう。」
「任務お疲れ様です!おせちと!お酒と!お年玉です!」
「…え?」
「去年ちゃんと頑張った人にはお年玉がもらえるんですよ!俺も三代目とアスマに…先生と紅先生に貰いました! カカシ先生もたくさん一杯頑張ったから!だから…はい!」
「丸い?…これの中身って…?」
「お年玉ですよ?ほら!美味しい飴玉!三代目のは毎年金色ので、アスマ先生と紅先生のはきれいな石です!俺もちゃんと丸いの 探したんです!」
「これ金に宝石か…!?これ毎年どうしてるの?」
「え?お年玉入れに貯めてありますよ?三代目は使えっていってくださるんですけど、使い方が分からないし…お年玉は貯金しなさいって 言いますもんね!!!」
「…金だと受け取らないからか?…あとで俺も用意するね…。」
「カカシさんは、ちゃんと任務から帰ってきてくれたからいりません!」
「…いいから受け取って?…確か俺の家に特製の丸薬があったはず…。」
「それより!一緒にお祝いしましょう!」
「…うん。そうね。先にお祝いしようか?」
*****
「えへへ!」
「どうしたの?お酒飲みすぎた?まだほんのちょっとだけど…」
「一緒で嬉しいなーって!カカシさんもっと遅くなったら折角三代目から分けてもらったおせちが悪くなっちゃうから どうしようかなって思ってたんです!」
「あー…ごめんね?」
「いいんです!無事に帰って来て良かった…!やっぱりお祝いは一緒にしたかったから、すっごく嬉しいです!」
「うん…。」
「今年も、来年もその先も…ずーっと一緒にお祝いしたいですね…遅くなってもいいから…」
「うん…って、イルカ?」
「んー…?ちょっとだけ…」
「寝ちゃったの?…俺のことずっと待ってたみたいだしね…。」
「カカシさんとお祝い…えへへ…!」
「ま、いいか…。」


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三代目は邪魔者を遠ざけてかわいいイルカとの年越しを狙いましたが、イルカはカカシさんが 帰って来るまでお家で待ちます!と元気一杯に宣言したため大失敗したという…。
そしてカカシはカカシで任務から帰ってきたらいちゃいちゃしようと思っていたのに大晦日から 徹夜だったイルカが力尽きて失敗。
勝者はイルカだけだったという話…。

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