「んあ?今日はあれですね。カカシさん、もうすぐ誕生日でしたっけ?」 「あ。そういえばそうかも」 「お祝いしましょう!なにか欲しいものないですか!」 「え」 「酒でも飯でも!まあ俺はカカシさんほどの甲斐性がないんでそんなに高いものは無理ですけど…」 「…うん。欲しいもの、ね?」 「そうですそうです。さあ!どーんと!」 「…ひとつだけ、あります」 「ほうほう。なんですか?俺が買えるのにしてくださいね?」 「イルカ先生」 「はい。なんですか?」 「欲しいの」 「はい」 「はいって、今、言ったよね?」 「え?ああ、はい」 「いただきます。一生離さないで大事にするから安心してね?」 「へ?」 「おやじさん。お勘定。ほら、行きましょ?」 「ああ、さいふさいふ。シメはやっぱり一楽ですかね!」 「らーめんすきだよねぇ?」 「はい!」 「ん。じゃ、終わったらね?」 「おわったら?」 「酔っ払ってるイルカ先生もかわいい」 「ふえ?酔ってませんよ?そんなに!」 「はいはい。膨れないの。歩ける?」 「あるけますあるけまっ!おおっと!」 「ほら、言わんこっちゃない。肩、手、回して」 「ええと、こう、か?」 「そ。よくできました。おやじさん。これでお願い」 「あいよ!まいどあり!」 「あ!お代!俺も!」 「ま、それはいいから、足元段差あるよ」 「うお!よいしょっと」 「じゃ、帰りましょ?」 「おう!へへー!狭いながらも楽しい我が家!お茶とせんべいならあります!」 「ん。俺も最悪サラダオイル…あ、よかった。軟膏あった」 「んん?怪我したんですか?」 「怪我させたくないからねぇ?」 「そうですか!…だれを?」 「ま、いいからいいから。…誕生日プレゼント楽しみ」 「へへ!まっかせなさい!」 ******************************************************************************** 適当。 ぺろっと行かれて呆然としたとか、一生って約束しましたって言い張るのが新居構えて(軟禁し)ちゃったりすればいい。 |