「カカシ!」 「なんだよいきなり!…また何か良からぬことを…!?」 「今日さ、変な顔の兄ちゃんに殺されそうになったトコを、お前に助けてもらう夢見たんだ!」 「縁起でもない…変な夢見たんだな。で?」 「それで、一応お礼をしようと思ってさ!」 「夢のか…?っていうかその前に…先に内容を教えろ。」 「まず!毛生え薬風呂と、毛生え&男性ホルモン増強メニューと、こないだの毛生え薬!それとプレゼントとして…俺特製のお守りだ!!!」 「よし。最後のだけ貰う。後はいらん!」 「えーっと?お嫁さんコースだと、料理の特訓サービスに…それと!神の手を持つ俺プロデュース!ステキな化粧術、シチュエーション別に ヘアアレンジに服のコーディネイトに…最近身に着けたネイルまで!全部丸ごと任せとけ!!!」 「いらん!…いいからそのお守り。よこせ!」 「もちろんだぜ!!!しっかり身につけとけよ!!!」 「中身は…?」 「それはもちろん俺がじいちゃんちで調べたごふ?とかいうのだ!!!」 「…念のために聞くが、それに禁って字は入ってなかったか…?」 「もちろん!」 「…なら、大丈夫か…?」 「入ってたぜ!!!効果抜群!但し術者?まあ要するに作ったヤツもいちれんたくしょう?だってさ!!!」 「…イルカ。ちょっとそこ座んなさい。」 「え?さっきのできたて栗どら焼き、足りなかった?」 「そういう問題じゃない!…はぁ…礼っていうなら、お前もうちょっと常識を…」 「うーん?作りかけだけど豚肉のカリカリスティック揚げとかならあるぞ!!!」 「…肉から離れろ!」 「…煮詰まってるんだな…?演技には肉だぞ!な?」 「哀れむなー!!!俺は舞台なんかに…むぐっ!」 「そっか!すとれすか!じゃ、まずはコレを食え!!!」 「うぅ…チョコ?」 「すとれすにはチョコだぞ!ジャンドゥーヤってやつだ!!!あとは…そうだ!おーい!みんなー!!!」 「わあ!お前たちどうした!?」 「犬友たちを心行くまで撫でまくれ!な?そしたら楽になるぞ!!!全てを忘れて犬に溺れてみろ!!!」 「アホかー!!!!!」 「ご主人ー…いいじゃないか。イルカもああいってるんだし。」 「そうそう。最近かまってもらってないしさ。」 「お前ら…どっちの味方だ!?」 「「「「「「「イルカ。」」」」」」」 「…うっぅぅぅ…!!!」 「…んーやっぱりなで方上手いなぁ!ご主人は!」 「うん!イルカの力入ったなで方もいいけどな!」 「お。早速犬友効果だな!ま、和め和め!」 「俺は…!!!」 ********************************************************************************* 未来のツケを何故か今支払ってる可愛そうなカカシ。 犬まみれなカカシを見て我慢できず、結局カカチは犬&イルカまみれを体感することになりましたとさ。 |