「寒いじゃないか…」 「そりゃ当たり前だろ。冬なんだからさ」 「イルカは!イルカはいいよな!」 「へ?なにがだよ!」 「イルカはー…いるじゃないかーくるしみますー」 「…もしかしてクリスマスのことか?」 「うぅ…!今年は一人なんだぞ!」 「まあうん。あれだ。俺にはわかんないけどさ、色々と。きっと次が…」 「しかも!物理的にもあったかいじゃないか!」 「へ?」 「知ってるんだぞ!夏にもなんかこう涼しくなりそうな札とか貰ってただろ!」 「え、あ、その。…あれはなんていうか、俺を心配して…!」 「うらやましいーさむいーお前の手あったかくてみんな真冬は重宝してたのに、今は怖くて触れねぇし!」 「おまえな…あっためるくらいなら何も言わないって」 「うそつくなー!この冬のあったか中忍!うらやましくて泣ける!」 「…今度みんなで飲みに行こうな?」 「そのときには俺も呼んでね?」 「あ、カカシさ」 「お前は!明らかに幸せオーラ全開で、いつもたっぷりほわほわ癒し系だったけどお付き合い開始後からぶっちゃけさらにそれが…!」 「へー?」 「ちょっ!カカシ…」 「しかも!はたけ上忍が任務中だとしょんぼりしてるしため息増えるしおかげでへんな上忍も増える!お前狙いの!おかげでこっちは戦々恐々だ!それでも仕事きっちりなのはありがたいけどもっと警戒してくれ!」 「ふぅん?それから!」 「あの!その!」 「でも帰ってくる日とかさ、お前嬉しい!って気配全開で書類整理の速度とか元々速いのにさらに凄まじい速さで仕事するからそれ見たくノ一のおねえさんがたの視線も怖いんだ…。結婚相手狙いと写輪眼狙いの温度差がまた恐怖を煽る!」 「うっ!そんなに駄々漏れなのか俺…!?」 「んー?で?」 「お前の幸せオーラで皆癒されてるけど、もうちょっと周りも見てくれよ!」 「そうそう。イルカせんせは無防備すぎよね?」 「そ、そんなことは…!」 「いやお前はもうちょっと気をつけた方が…ひい!?でたー!?」 「ん。色々情報ありがとね。寒いんでしょ?これ上げる」 「へ?え?石?」 「あったかいからもってると。さ、イルカせんせはこれからお説教です!」 「え?え?あっ!じゃあなー!」 「お、おう!」 「今度おごってあげるねー?」 「…いっちまった…。一番気をつけて欲しい相手はあの人だっていってやりゃよかったのか…!?」 ********************************************************************************* 適当。 怪しく常にあったかい石を捨てることも出来ずに色々と思い悩んでるうちに彼女ができたらいいね! ではではー!ご意見、ご感想などお気軽にどうぞー! |