「じゃあな!よろっち!来年までお休み!」 「どう見ても普通の鎧なんだが…?でも確かに勝手に動き回るんだよなー…。」 「パッション溢れる男だからな!よろっちは!」 「適当なこと言うんじゃない!…でも、ほんとにこいつなんで動くんだ…!?」 「もう大丈夫だって!」 「何だその根拠の無い自信は!」 「だって、札も追加しといたし!」 「あー…悪霊退散?だか封魔だったか?…確かにアレ貼ったら一応、動き回らなくなったけど…。どういう仕組みなんだ?」 「効果は抜群だぞ!だってかあちゃんが教えてくれたやつだし!」 「…お前の両親に一度でいいからあってみたかったよ…。父親だけじゃなくて母親まで…!」 「お盆になったら…」 「ソレはダメだっていっただろう!?どうせまた禁術つかう気なんだろうけどな?ああいうのは代償が…!」 「えー?でも毎年…」 「えー?もなにもない!この変な鎧だけでも頭が痛いのにこれ以上面倒ふやすんじゃない!札破られて外にでも出たら大事だっていうのに!」 「だから大丈夫だって!札だけじゃ不安だって言うお前のために、寂しい夜のお供にってじいちゃんが持ってた本も入れといたし…。」 「三代目の本…ってことは!?こらイルカ!何を入れてるんだお前は!?」 「でもあの本よろっちの中に放り込んでから、札が破れなくなっただろ?たしか…えーっとせくしー?メイドさん特集だぜ!」 「そういえば…!前は一日に1枚くらい破れてたけど最近は…。いや、でもまさか!?」 「さすがじいちゃんの本…!!!」 「お前…まさか読んだんじゃないだろうな!?」 「読んでないよ?じいちゃんの本読んだらだめっていってたじゃん!」 「…なら、いいが…。」 「あとは逃げちゃったこいのぼりエクセレントだな!」 「あれは一応俺の犬たちが探してくれてるから、とりあえずは大丈夫だろ。」 「真鯉の後を緋鯉が追っかけてったから…今頃二人は愛の逃避行を…!!!」 「…その妄想癖もなんとかしないとな…。」 「恋に生きる鯉ってすごいよなぁ…!!!」 「なんでもいいからとりあえずこの鎧片付けたら風呂にでも入ってホコリ落として…」 「じゃ、飯でも食うか!腹減ってるとイライラするもんな?」 「その哀れみの瞳は止めてくれ…!!!」 「今月は…後俺の誕生日のためにカカシをちゃーんと別嬪さんに仕上げないとな!」 「変な決意表明は止めろー!!!」 ********************************************************************************* よろっちはむっつりすけべ。こいのぼりエクセレントは自由奔放。 お誕生日はどうなるんだろうなぁ…! ろくでもないことばっかり考えておりますが、ご意見ご感想がございましたら、お気軽に拍手などからどうぞ…。 |