おばけまつり（よめ）

「今年はこれで！」
「えーっと？これって？」
「お化けといえばコレですから！」
「…白い、布？」
「…去年はよめさんが美人すぎて色々気になることがあったからなぁ…。襲われでもしたら…！やっぱりちゃんと大事なモノは隠しておかないと！」
「えーっと。ってことは、これをかぶって？」
「おばけです！簡単だし、怖がってもらえるように今年は色々工夫するし！」
「そういえばこれって…？前のと違うみたいかな？」
「ヒカリゴケとか色々塗ってあるから、夜に光ります！あとは…この火の玉！」
「業火球…ってわけじゃ、なさそうですね？」
「へへ！幻術は流石にやりすぎだから！これもちょこっと特殊な薬品で…」
「さすがですね！イルカせんせ…！」
「これでお化けを怖がってもらえるはず！これ以上怖くしたらなんかこう…怖いし！」
「俺が側にいても…？」
「よめさんが側にいてくれたらなにが来たって大丈夫だから！そんな悲しい顔しないで…？」
「ふふ…コレ、俺が着ますけど、イルカせんせはもっと凄いのに挑戦しませんか？」
「え？でもおそろいの方が…」
「この布の下はおそろいでもいいんですけどね？俺だってイルカ先生があの可愛い格好のせいで誰かにって思うと…！」
「大丈夫！俺は絶対浮気しませんから！…されるのも許さないし！」
「睨んじゃって…かわいいんだから…！」
「よめさんは心配性だなぁ…。でも俺もよめさんが誰かにって思うと気が狂いそうだしなぁ…」
「だからこれ、どうですか？きっと似合うと思うんです！」
「えーっと？角？なんだかヤギみたいだなぁ？」
「可愛いいでしょ？これなら怖くないんじゃないですか？」
「確かに…でも羊人間はお化けに入るのかなぁ？」
「異国のお化けの悪魔っていうのは、こういう角があるんですよ！」
「なるほど！…かわいいお化けもいるんだなぁ！」
「…で、これを着てくださいね？」
「なんだか黒くてカッコイイなぁ！でもよめさんの方がこういうのは…」
「ふふ…すっごく似合ってます！俺もおそろいにしてもいいんですけど、外ではちゃんとこのぬの被りますね！」
「…そっか！隠せば…！さすがうちのよめさんだ！頭いいなぁ！」
「ふふ…！尻尾もあるし、この下に着るのがまた…」
「楽しみだなぁ…！きっと皆驚くぞー！」
「そうですね！俺も…とっても楽しみです！」
「帰ったらうちでもお祝いしましょうね！」
「はい！…色々、準備しておきますから！ケーキとか、色々、ね…？」
「よめさんの料理は美味いからなぁ！楽しみだ！へへ…！」
「…どうやって食べようかなー？きっとすっごく似合うよねぇ…？ふふふ…！僕プレイとか、悪くないかも…！」
「え？あ、確かに！お化けも悪くないなぁ！お菓子は美味いし、子どもたちも喜ぶし！」
「そうですね！うふふ！…楽しい一日にしましょうね？」
「いっぱい驚かすぞー！」

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という訳で当日は自分の方がびっくりするくらいあっはんでうっふんだったとか、悪魔と僕プレイが濃厚すぎて僕にアンアン言わされすぎただんな様がよろよろしてたとか色々…！
もうちょい書いてないのがある気がするのでかぼちゃ風味な代物が増えたらそっと生暖く見守ってやってください！たぶんふえるような？