「ああ…!またしぇんぱいがカッコよく本読んでるよ…!」 「おい、またか…!?」 「だからアレと隊長を一緒にするなってあれほど言っただろうが!」 「仕方が無いだろうが!木遁も写輪眼も必要なんだから!」 「うふふふふふ…!久しぶりのしぇんぱい…!」 「…気色悪いよなー…物陰からずっとだろ?あれヨダレか…?」 「まああれだ。視界に入れないように努力しろ。…隊長がいっしょなら多分そこそこ頑張るはずだし」 「…そうだな。うるさくて気色悪いが普段の3倍以上は任務効率があがるしな…」 「任務達成が第一目的だ。後は…その、ある程度は我慢しろ」 「しぇんぱいといっしょ…でも…ううううう!」 「今度は何だ!?」 「中忍のくせにぃぃぃぃぃい!!!」 「…またか!?そもそもどうしてアレがあそこにいるんだ!ちゃんと隊長とは着かず離れずにしとけって…!」 「それがですね。どうやら俺たちの行動に感づいていたようで…」 「すみません!隙を突かれました!既にテンゾウはこちらに!?」 「手遅れだ。…まあいい。アイツの執念は凄まじいからな。本来の任務に戻れ」 「はい…!」 「アレ、あの状態。気付いたら、側にいたんですよ…」 「隊長も良く耐えてるよな…?」 「しぇんぱい…あんなちゅーにんと…花見なら僕が今すぐにだってなんでも咲かせられるのに…!」 「俺が隊長ならあんなのと花見は絶対にゴメンだな。そもそも恋人と花見くらいでどうしてあんなにのた打ち回れるんだ?」 「さあ?なんでか知らないけど、桜の木下で上に乗ってもらったから、桜もイルカも楽しめたって言っただけなんだけど」 「た、隊長!?」 「あの病気、まだ治んないんだねぇ?いきなり前かがみになって鼻血吹いてさ。医療忍呼んだほうが良かった?本人が平気だって言うからほっといたけど」 「…あー…あれはその、病気ではありますが治りません。任務には支障がないので…」 「そ?」 「上にってことは…あれだよな…」 「あれだな。隊長、あっけらかんとそっちの話するんだったな…そういや」 「かわいかったよ?喘ぎ声とか必死で堪えてさ、でも腰は動いちゃうのね。途中で力入んなくなっちゃって縋ってきちゃうし、それに桜が風で散って降ってくるんだけど、イルカばっかり見てたかなぁ…?」 「うぅ…っ!」 「俺も…これは流石に…!」 「なに?どうしたの?」 「…いや。それ、アレ…テンゾウに話したんですね?」 「んー?どうだろ?何か呻いてたからねぇ?発作でしょ?聞いてたんだかいないんだか?」 「…そうですか…」 「あれには刺激が強すぎたな…」 「花見はもうできないけど、イルカが待ってるから早く帰りたいんだよねぇ?もうすぐ誕生日だし」 「そうですね。早く終わらせましょう!一刻も早く…!」 「急がないと被害が…!」 「テンゾウには後でお勧めの誕生日プレゼント聞こうかと思ったけど、そっとしといた方がいいっぽいか」 「是非そうしてください!」 「そうです!俺たちならいくらでも相談に乗れますから…!」 「そ?ま、いいや。今年も俺でってのは決まってるし?後は何にしようかなー?やっぱり美味い飯屋に連れ込んだ方がいいとおもう?」 「あーその…そうですね…。店の候補、調べておきます…」 「よろしくねー?じゃ!」 「隊長、最高にご機嫌だもんな…」 「…テンゾウ、かわいそうなヤツ…」 ********************************************************************************* こうして中忍のあずかり知らぬ所でセクシーハレンティな姿を妄想されてしまったという話。 後輩はブツブツ言いながらどぎまぎしちゃいつつ、周囲にうざがられ続けたというコトです! ではでは!ご意見ご感想など御気軽にどうぞ! |