「とにかく風邪には飯だ…!」 「はいはい。…んー?39度6分。高熱だねぇ?」 「飯食って、そんで寝れば…!」 「お休み中でよかったね。」 「喉痛い…飯…!」 「はいはい。…お粥とソレ食べ終わったら薬飲んで寝てなさいね。はいあーん。」 「あーん。うわぁ!美味い!何だこのお粥!味がついてる!」 「まぁね。…いいからほら、全部食べなくてもいいからちょっとおなかに入れて、それから薬飲みなさい。」 「美味い!…元気だったらきっともっと…」 「そんな泣きそうな顔しなくても、熱下がったらもっかい作ってあげるよ。」 「ホントか!絶対だぞ!うっげほげほっ!」 「ほら。いいから食べて。」 「…うん…。」 「熱出すと素直で可愛くなるのね。もとから可愛いけど。」 「可愛くなんかないぞ!俺はカッコイイ系を目指すんだ!」 「ま、どっちでもいいよ。…ああ、全部食べられたのね。よかった。」 「眠い…」 「薬は…自分で飲めなそうね。しょうがない。」 「ん?んんー!?」 「…飲めた?」 「飲めたけど…お前口!感染るから…!」 「大丈夫でしょ?そんなに柔じゃない。いいから寝てなさいよ。」 「ん。寝る。…起きたらどっかいっちゃってる…?」 「いかないよ。…放っとくと怖いから休んじゃった。」 「へへ…側に…いて…」 「寝ちゃったか。可愛い顔しちゃって。…ま、元気になってからかなー?」 ***** 「おはよう!」 「はよ…元気になったみたい?」 「なんか身体が軽い!今なら俺、何でもできそうな気がする!」 「そ?じゃ、早速。」 「へ?だから!俺は起きて飯食ってそれから新作トラップ…んぁ!」 「何でもできそうなら、我慢しなくてもいいよねー?」 「良くない!お粥!」 「ああ。この状況でもそっちなのね?…後でね?」 「え?あぁ!」 「俺のご馳走の方が先ってことで。」 「幻覚がー!?まだ熱が!?んん…熱い…っ!」 「ふふ。かわい。」 ********************************************************************************* 風邪と別の原因でちょっとげっそりしたとかしないとか…! お粥は味ついてないと食べにくいというコトを主張してみたくなっただけだったりして。 ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー! |