「後ちょっと…!だと信じたいけど何で減らないんだ…!」 「いうなよー…」 「年度末だもんなぁ…」 「にしてもさ、イルカ。お前いいの?最近残業しないでいそいそと帰ってたじゃん?彼女とか…」 「彼女なんてモノはいない!」 「きっぱり言うなよ!寂しいやつだな!」 「事実なんだからしょうがないだろ!」 「ならなんだ?犬とか猫とか?生徒に押し付けられたりしてたのか?にしちゃ里親探しとかしてないよな?」 「えーっと?暗部は…犬猫じゃないしなぁ…」 「あ、あああああ暗部!?」 「お前!?なにやらかしたんだ!?」 「え?何もしてないぞ?」 「…あ、そっか。アレのせいか?卒業…できないだろ?今年も」 「え、でもさ。アレは…アレだけどそんな…だからって!?」 「…こ、恋び…いや!でも!そんな…!」 「…え?」 「こいびと?」 「わー!?言うなー!そ、そんな…だって!でも!」 「顔。真っ赤だな」 「あからさまに照れてるよな」 「そんなことない!だ、だって、側にいると胸が苦しくなるし、いないとなんだかもっと苦しくなるし、眠れないし、飯がまずいし…!」 「ベタぼれじゃねぇか!」 「うわー!イルカにもついに春か!先越された!」 「べた、ぼれ…!?」 「そりゃそうだろ?だって、お前、その人が側にいないと駄目になっちゃうくらい好きなんだろ?」 「え、ええ!?」 「胸が苦しいとかどこの乙女だよ!って思うけどさ…イルカにもついにか…!そっか…!しかも暗部って…上忍か?お前らしいなぁ…!なんか最近つやつやしてると思ったらそういうことか…!」 「愛されてるんだなぁ…お前…!」 「なんだよ!なんでそんな…生暖かい視線で…!」 「がんばれよ!」 「そうだぞ!その感じだとうまくいってるみたいじゃないか!」 「上手く…?今朝も…その散々…で、いつも美味しいって言われたけど…!?」 「そうと決まれば…お前、早く帰れ!」 「そうだそうだ!寂しがってるぞ?きっと!」 「イヤ、でも!俺も仕事…!」 「…ちっ!そうだった…!イルカだもんな…!」 「仕事好きっていうかさ…しょうがねぇ!速度上げるぞ!」 「おう!」 「お、おう!」 「イルカ…お前の春、応援するからな…!」 「がんばれよ!」 「えっと!?お、おう!ありがとな?」 「俺も探すぞー!」 「仕事なんかさっさと片付けるぞー!」 「…春…べ、ベタぼれ…!?」 ********************************************************************************* 良く分からないながらも応援されるぼけぼけ中忍であったそうな! 応援してる方もまさか野郎が相手でほぼ押しかけ状態で居ついたなどとは思いもしないだろうという話? えー…ではではー!一応!ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー! |