「う…?寒…っ…ふとんー…」 「ねぇ。ご主人様」 「んあ?あー。猫か。どうした?まだ夜だぞー…?布団入れ」 「ね、起きて?」 「なんだ?まだ早いだろ…?寝かせてくれ…猫は夜行性でも、俺は眠い」 「んー?ま、いいけど。勝手にやるから」 「へ?わっ!こ、こら!俺のパジャマ返せ!」 「寒いって言ってたじゃない?」 「寒いから脱がせるなっていってるんだ!」 「温めあえばいいでしょ?」 「あ、ぬくい…!毛皮ほわほわ…!」 「どう?」 「お前やっぱり猫だったんだなぁ!ふかふか…眠い…」 「…そうそう。ちゃーんと抱きしめてね?」 「ぬくい…夢…?まあいいや。おやすみ…」 「可愛い顔して寝ちゃって…。起きてからにしようねぇ?」 ***** 「んー…」 「おはよ」 「おはよう猫。…何かお前おかしくないか!?」 「昨日抱っこしてくれたじゃない?」 「いや、たしかにふさふさな感触だったけど…!毛が!ふさふさ!?進化してる!」 「猫の毛並みが好きで、冬は猫で暖取りたいって言ってたでしょ?だから」 「ソ、ソレはそうだけど!でもお前猫だけど猫じゃないし!」 「…ね、触ってみて?」 「わー!すごい!ふっかふかのつやつやだ…!」 「おなかの毛はもっとやわらかいよー?」 「わあ!ホントだ!やらかい…!へへ!」 「もっと下は…」 「ん?なんかあるのか?どれどれ?…ん?何か今ゴリっとしたものが…?」 「いっぱいさわられたからねぇ?」 「…なんかやな予感が…!」 「じゃ、早速」 「わっ!コラ!降りろ猫!」 「えー?でも先に触ったのご主人さまでしょ?」 「こ、これ!この感触まさか…!」 「自分でもここまでふさふさになるとは思わなかったんだけど。ま、これもまた新鮮でいいんじゃない?」 「や、やだ!そんなの入れちゃ…!」 「…あー…腰に来るなぁ…!もっと、気持ちよくしてあげる」 「あ、あ、ん…!」 ***** 「猫、堪能した?」 「確かに猫の感触がイイと叫んだことはあるけど、こんなんじゃないはずだ…!」 「えー?でもアンアン鳴いてかわいかったよ?一杯出してたし?」 「わー!?だまれ!猫!」 「んー?もっとなでてくれたら黙ってもいいけど?」 「くっ!…あ、でもこの感触が病み付きに…!」 「今度はなにがいいかなー?」 「猫…冬はやっぱり猫だな…!一部納得できない点もあるけど!」 「楽しみにしててね?」 ********************************************************************************* 寒いので猫の日な何かを上げておく。 冬は猫暖房システムに限る!(但し超のつく気まぐれ)。 ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー! |