「ただいまー!ちゃんとコタツで丸くなってるか?猫!」 「おかえりー。別にもうコタツいらないんじゃない?温かいし」 「…なぁ。ちゃんと任務こなしてるのか?猫?家にいてばっかりじゃ、また火影様が…」 「んー?今日は任務ないから買い物行って来たかなぁ?これ、買いに」 「なんだこれ?箱?」 「開けてみて」 「やたら綺麗に包んであるけど…破っちゃうぞ?」 「別にいいんじゃない?中身はが無事なら」 「な、ならいっか。えい!…おお!美味そうだな!なんだこれ?白くてふわふわ…!」 「ご主人様のために買ってきたんだから食べてみて?」 「…なんか変なものじゃないだろうな…!?」 「ふつーでしょ?買ってきたヤツだし」 「そ、そっか!へへ!じゃ、じゃあ1個…うわぁ!なんだこれ!美味い!凄く美味い!しゅわって!」 「これで、お返し成立―」 「…お返し…?なんか不穏な気配が…!?」 「そ。だってチョコ受け取ったし、お返ししたし?」 「お返し…?ホ、ホワイトデーってそういえば!?」 「ってことで、早速愛を確かめ合おうかなー?」 「ぎゃあ!お前この前もそんなコト言って…!」 「あ、そういえば、荷物チェックがまだかなー?えい」 「わー!?カバン!中身全部出ちゃっただろう!何するんだ!」 「んー?よしよし。大丈夫かな?ま、あれだけ警告してやったのにちょっかいかけてくるようなら始末しちゃうけどねぇ?ふふ…」 「うぅ…!ちょ、ちょっと忘れてただけだ!お前からも一応貰ったけど…!」 「ま、そうだろうと思った。甘いもの嫌いだから別にそういうお返しは要らないし?」 「そういうわけにも行かないだろ!えーっと?お返しは…またたびじゃ危ないし!?なんかなかったか!?…んん!?」 「ん。じゃ、早速お返し徴収しようっと」 「んぁ…や、待っ…あっ!」 「ご主人様は美味しいねぇ?」 「やだ!離せ!」 「えー?俺もヤダし。無理かなー?一杯お返し欲しいから」 「お返し…俺だって!一応なんか…!」 「…かわいいこと言っちゃって…!ご主人様からの愛だけでいいよ?」 「あ、愛!?」 「だから、いっぱい頂戴ね?」 「うぅぅぅぅぅ…!猫のくせに!猫じゃないくせに!」 「そうねぇ?ま、もうすっかり全部ご主人様のものなんだからさ。大事にしてね?」 「あっあっ…!ひ、拾った覚えもないのにー…!」 「これでやっと。俺のモノ、かな?」 ********************************************************************************* 猫はあくまでも猫…というか居座るのでしたとさ! 幸せぬことにほだされた飼い主はもう大変ということでー! ではではー!ご意見だのご感想だのつっこみだのうっかりだのお気軽にどうぞー! |