「ただいまー…って!一体どうしたの!?」 「ん?エイプリルフールだから…」 「だからって何でそんな悲しそうな顔してるの…?生徒に酷いウソでも…?」 「あのね。みんなパチンってするんです…。」 「ぱちん?」 「同僚がね、なんか折角、騙していい日なんだから、猫にはコレだろって。」 「えーっと?」 「ねこだましー!っていってね?…俺がビクンってなったら、かわいいってみんなが言って…。そしたら、みんなでぱちんぱちんしてきた…。」 「あー…猫騙し…?」 「怒ってふーって言ったらみんな謝ってきたけど、言いだしっぺ引っ掻いて帰ってきた。」 「うん。ソレは怒ってもイイと思うけど…。かわいいのか…!」 「あのね。なんかびくってなったときね?目がどうとか、毛が逆立っててとか…」 「…ダメだ!我慢できない!…イルカイルカ。」 「なぁに?」 「えい!」 「うにゃっ!?」 「あ…!ホントだ!…かわいい…!!!」 「パチンやだって言ったのに…!!!酷い酷い!!!カカシさんまで…!!!」 「ああごめん!だってかわいいイルカを他の連中だけが見たのが許せなくて…!!!」 「うー…!!!」 「ごめんね?ああもうやっぱり怒っててもかわいい…!!!」 「噛む!!!」 「いってぇー!!!」 「…カカシさんなんか嫌い。」 「ゴメン…ッ!本当にゴメン!」 「…ウソ。大好き!」 「…イルカ…っ!」 「でもパチンってするのはヤダから止めて。」 「うん!もうやらないから!」 「止めないと…カカシさんに酷いことするから!」 「酷いこと…?」 「噛む。…すごいトコ。」 「うっ!ソレは…!ひょっとして…!?」 「悪いことしたって分かった?」 「も、もちろん!」 「なら、お詫びに…スル?」 「!するする!」 「なら許してあげる!」 「…ありがと!頑張るね!」 「そうして?」 ********************************************************************************* 猫騙しを戯れにやってみたら、可愛さについついやりすぎてしまった同僚陣。 カカチは落とし前付けに行きますが、可愛さが分かるので、ちょっとだけ情状酌量があったとか…! アホ話で申し訳ない…! |