「シュークリーム!シュークリーム!やっほー!やっほー!」 「何だそれ?」 「カボチャ入シュークリームです!!!」 「で?」 「ハロウィンの準備です!!!ほら、イルカ先生にいたずらとかいたずらとかいたずらとか…いやむしろイルカ先生からのいたずらも大歓迎ですよ!!!」 「そうか…そういえば貴様は菓子が作れたな…。」 「はい!和洋中何でもできちゃいますよー!お望みなら子供だって…」 「十月十日は予定空けとけ。」 「デ、デートですね!」 「ケーキと…後はちらし寿司か?いや最近は違うよな…。…サクラに聞くか。」 「何着てこうかなー?むしろ生まれたままの姿で!?」 「おい犬。貴様は誕生日に何食ってた?」 「祝ったことあったかなぁ…?多分酒が1番多かったですね!!!他は…適当につまみかな。」 「…済まん。」 「へ?」 「いや。何でもない。」 「心配しなくても!もちろんいい仕事しますよ!!!」 「…。まあいいか…。」 ***** 「酷いっ…イルカ先生ったらぬか喜びさせてっ…!!!」 「人の話を聞かない貴様が悪いんだろうが!!!」 「ごちそうだってばよ!!!うっめぇ!!!」 「おいしー!!!」 「…なんでカカシが料理してんだ…?」 「カカシ先生ってすっげぇんだな!!!」 「ほんと!」 「上忍はこんなことまで必須なのか…?」 「良かったな!ナルト!」 「一楽のらーめんも美味いけど!俺こういう料理初めて食ったってば!!!うめぇー!!!」 「ま、誕生日だからな。本来なら俺のスイートハニー…」 「黙れ。…そろそろケーキ出すか?」 「けーき?」 「きゃあ!楽しみー!!!」 「俺は…。」 「まあいいから食ってみろ!美味いから!!!」 「そうだ!俺がイルカ先生とのウエディングケーキを作るための修行の成果の一端を…」 「黙れ。」 ***** 「ほら、ろうそく。全部いっぺんに消すんだぞ?」 「おう!ふーっ!!!…おっし!全部消えた!!!」 「お誕生日おめでとー!!!」 「頭の中身もちょっとは育てろよ。」 「むっきー!!!このスカシヤロー!!!」 「ナルト!黙りなさいよ!」 「…お前ら。ふざけてると…」 「わあ!ごめんなさい!!!」 「…ごめんなさい…。」 「駄目です!イルカ先生が俺以外を殴るなんて…!!!」 「さ、ケーキ切るぞー!!!」 「ほ、放置プレイ…!!!それもまた…イイ…!!!」 「うわー!ウマイ…!!!」 「ホント。スポンジふわふわだし、クリームも滑らかー!」 「…うまい…。」 「良かったな!!!で、コレは俺からのプレゼントだ。」 「あ、私も!」 「くれてやる。」 「俺からはコレな。」 「あ、ありがとうだってばよ…!!!」 「ナルト…泣くなよ?」 「…泣いてねぇってばよ!!!ちょっと、さ。」 「ま、開けてみれば?」 「巻物?」 「あ、それ俺だ。お前はもうちょっと色々知ってた方がいいからな。」 「うー…。次!…布?」 「それ私。ちょっといいでしょ?バンダナ。」 「サクラちゃーん!!!嬉しいってばよー!!!」 「はいはい。次開けてみなさいよ。」 「これなんだ?」 「…馬鹿が。」 「喧嘩うってんのか!」 「コレ、仕込み針か?」 「コイツは無鉄砲に突っ込みすぎるからな。玉にはこういうものも使わせた方がいいだろ?」 「何様だってばよ!!!」 「へー。結構イイヤツじゃない。」 「ふん。…次は。」 「おお!そうだってばよ!カカシ先生のが最後に…ってコレ…」 「ナルト。それよこしなさい。おい…犬。ちょっと表へ出ろ。」 「え?だってこれから絶対に必要になるものですよ?」 「ふざけんな!!!なんで誕生日プレゼントがエロ本なんだ!!!」 「レアなスペシャルバージョン夜の熟女編!!!…イケイケナース編の方が良かったですかね?イルカ先生には俺がいるからいりませんよねー!!!」 「いい度胸だ…。来い!!!」 「はーい!!!」 「…行っちゃった…。台無しね…」 「馬鹿か…」 「あんな本いらねーってばよ…」 ********************************************************************************* ナルトの誕生日をひっそり祝おうとして失敗してみました。 当日もなんか拍手か何かで祝おうかと…。 |