生煮えな恋(適当)

「あー、今日は暑いねぇ」
涼しい顔してそういう男は、人の上にべったりと張り付いてはがれてくれる気配もない。
「暑いならどけろ。重い」
室温は下がらなくても、少なくとも汗ばんだ肌を重ね合わせておくよりはましなはずだ。
つーかクーラー入れさせろ。暑いのは、締め切った部屋に帰るなり、お前が襲い掛ってきたせいだろうが。
せめて先にクーラーいれといてくれよ…っていっても、この男には通じないんだろうけどな。
「ヤダ」
予想通りの答えと共に押し付けられたモノに、思わず呻きそうになった。
押し当てられたソレはさっき散々人の中で暴れたばかりだというのに、存在が明らかに分かるほどに硬さを帯び始めている。
勘弁してくれと叫んだら…どうせ嬉々として無視されるだけだろうな…。
「…アンタいい加減飽きませんか?」
同性の…それもがっちり体型でとても女には見えない微妙な格下の中忍を組み敷こうと思い立ったこの男の頭の中身が理解できない。
最初からして無理矢理だ。家に潜んでいる強姦魔に気付かず帰ってきた途端に、ベッドに引っ張り込まれて散々な目に合った。
その状況にも、それから予想もしなかった反応を返す体にもただひたすら驚くばかりで、訴え出る気力など湧くはずもない。
いきなり見たことのない綺麗なイキモノがベッドに陣取ってたんだぞ?
ほぼ全裸の男が俺の家のベッドの上で妙にぎらついた瞳をして転がってたら…そりゃなんだこれ?って思うだろ?
まさか知り合いの上忍だったなんて思いもしなかったさ。
襲い掛かってきたソレが、聞き覚えのある声で俺を呼ぶまでは。
それからまあ、なるようになって、歩くこともままならない俺に謝るでもなく、こうやって張り付いてきて、飯や風呂なんかはきわどい行為とセットだったとはいえ甲斐甲斐しくといっていいほど面倒を見てくれた。
だからちょうどいい処理の相手がみつからなかったんだろうと納得したんだが。
それ以来、ちょっとややこしい任務を引き受けると、終わった途端に俺の家に湧いてでるようになった。
確かに孕まない。金もいらない。体力があるから最後まで付き合える。望んだ訳じゃないが。ああ、あと飯は作ってくれるか。
コストパフォーマンスを優先すると、その辺の中忍捕まえてやり倒すことになるんだろうか。
三度目あたりで偶然じゃないんじゃないだろうかと焦りだし、行為を拒んだら縛られた。
…一番の問題は、この男がよっぽど床上手なのか、そんなことをされても散々イかされてしまったことのような気がする。
さっさとこんな行為に飽きて欲しい。良く考えればあれだけもてるんだから、あんた他にもいくらでも女が見つかるだろうが。なんでわざわざ同意も得ていない相手とやりたがるんだ。そういう趣味なのか。
「なに?もうマンネリ?縛るのもおもしろかったけど、おもちゃは他の男で喘いでるあんたなんて見たくないしねぇ…?薬とか、どう?」
「は?」
「それとも…うーん?影分身は記念日にって決めてたんだけど、俺が仕込んだせいでこんなに淫乱になっちゃったんだしねぇ?責任はちゃんと取りますよ?」
…おいおい。何の話だ。どうなってんだ。
誰がそういう意味で飽きたかなんて聞いたよ!?
「いらねえ。そういう意味じゃない。アンタ他に行かないんですか?」
言いたい事がありすぎると、一番オブラートに包むべき言葉が暴走するということを、身を持って知った。
流石にせめてもうちょっとぼかしていうべきだっただろうか。ぼかしたらこの男にはさっぱり通じない気もするが。
「えー?寝取られとか好きじゃないんだけど。やっぱり影分身?アンタのチャクラだと最後までもたなそうだよね」
「…だからなんでそうなるんだ…!?」
会話が成立していない気がする。会話の合間にもこすり付けられるモノのせいで、思考が散漫になりつつあるのも恐ろしい。
いつもの流れでもう一回、さらにもう一回―とかな。大抵3回以上はやられる。3回を超えると記憶が曖昧で覚えていられないから正確なところは不明だ。
「ん?俺は浮気はしない主義ですよ?安心して?心配性だもんねぇ?イルカ先生は」
「は?」
浮気…浮気と言うのは双方共合意の下で関係を結んだ男女に言うもんなんじゃないだろうか。ああ、男同士でも恋人ならアリ、か? …前提が盛大におかしくないか。この状況。
「ま、体で感じてくれたらいいよ。その内テレやなアンタも俺から離れられないようになるだろうし」
上に乗っかっている傲岸不遜なイキモノは、非常に不穏な単語を口にしながら、尻の辺りをまさぐりはじめた。
いつそんな関係になった。アンタやりまくってるだけだろうが!
激しい怒りが沸き立つものの、体はそれ以上に快感に従順だ。
「俺はもうアンタにめろめろですけどねー?」
そんなことを言うからいけない。
コイツ馬鹿だったんだなぁって、うっかり納得しかけている。
…とりあえず盛り上がったモノをなんとかしなければ、俺ももう止まれない。
終わったら少なくともいつそんな関係になったんだと問い詰めてやることを決意して、足を持ち上げた男に合わせて腰を上げた。
気付きたくなかったどろどろしたを、快楽で押し流してしまうために。

 

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適当。
あっちの続き週末に書けたら。

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