「「「イルカ先生!」」」 「お!どうした?お前たち?」 「あのね、先生にプレゼント!」 「これね、うちの子もすきなの!」 「柔らかいし、ふかふかなんだよ!」 「えーっと?結構でかいな…。あー…その。あけてもイイか?」 「「「うん!!!」」」 「ありがとう。…え?」 「かわいいでしょう?」 「温かいんだよ!」 「おそろいなの!」 「毛布?」 「お昼寝用!」 「イルカ先生この間木の上でお昼寝してたでしょ?」 「風邪引かないように!」 「…俺、そんなことしてたか…!?あ、ありがとな!」 「「「じゃあねー!!!」」」 「昼寝なんか…。あ、柔らかい…ふかふか…ねむぃ…。」 ***** 「式?見たことない型だな?」 「はたけ上忍!至急職員室へ来られたし!」 「アカデミーのか!…イルカ…っ!」 ***** 「はたけ上忍だ!」 「ああ!良かった!すみませんお呼びだてして!」 「イルカに何か!?」 「…寝ちゃったんですよ…。丁度窓から日がさしてるし、生徒たちからのプレゼントの寝心地も良かったみたいで…。」 「あー…そう…。あ、ホントだ良く寝てる…ふふ…。」 「そろそろ起こさないと受付業務があるので…。」 「我々では危険なんですよ…。」 「え?」 「…イルカに攻撃される恐れがあるんです。一応ねこじゃらしも用意してありますが…。寝ぼけてるとソレも効果が薄いので。 それに中々起きないんです…。」 「はたけ上忍ならきっと大丈夫だろうと思いまして…。すみません。思ったより春が来るのが早かったので シフトの調整が間に合ってないんです。」 「あ、そうなの。ありがとう。…イルカイルカ…起きて?」 「んあ?カカシさん?」 「ほら、お仕事行かないと…。」 「お仕事…?うー…。仕事!」 「あ、起きたぞ!」 「やっぱりはたけ上忍だと起きるんだな!」 「あ、カカシさん!」 「途中まで一緒に行こうか?」 「いっただっきまーす!」 「いってっー!!!」 「はたけ上忍!?」 「わーイルカー!何してんだ!?」 「と、止めないと!」 「えへへ!おいしかった!」 「そう?なら良かった!…じゃ、行こうねー!」 「はぁい!」 「すげぇ!」 「愛か…!」 ********************************************************************************* 春ぬこはちょっと凶暴。 愛ゆえに耐えるカカシ。肉食ぬこは、この後ちょっとだけ正気に戻りますが、 毛布を見ると寝ちゃうという…。 愛は痛いかもしれないという話。 |