子イルカ夏の陣ー水遊びに出かけちゃうぜ編（子イルカ）

「夏だな！」
「そうだな」
「輝く太陽！水遊び！最高だな！」
「ああ…お前はそうだろうよ」
「じゃ、さっそく！どれがいい？」
「…とりあえず。俺はビキニなんか着ない！そもそも水着だけでなんでこんなに沢山あるんだ！？」
「そっか…やっぱりカカシ的にはビキニよりも隙間からちょっと見えちゃうタンキニ？それともこっちのワンピースタイプがよかった？」
「それ以前の問題だろうが！なんで…なんで全部女物なんだ！？」
「似合うから！」
「力一杯嬉しそうにいうんじゃない！…確かに海に出かけるのは同意したが…なんだってこんなことに…！？」
「海…楽しみだな！」
「お前はな！…俺は…お前に修行をさせなきゃいけないってのにあのジジイめ…！甘やかすは教育に悪い書物は与えるは…！」
「あ、ちなみにドレスタイプもあるぞ！」
「いらん！…一応訓練用の支給品を貰ってきてある」
「そっか…じゃ、第二段！えい！」
「おわ！？また無駄に大規模な仕掛けを…！…一応、男物か…？」
「カカシは黒が好きだもんなぁ…。首輪もいつかちゃんと…」
「そんなもんいらん！…だがまあ、こっちなら…にしても男物も凄い量なんだが…！？」
「かっこいいだろ！」
「…こんなにいらん。こっちの普通のなら着てやってもいいが、あとそっちの大漁だの漢気だの書いてあるのはクマにでも押し付けておけ」
「あ！やっぱりカカシも気になる？」
「…おい…もしかして…！？」
「じゃーん！ク…アスマ兄ちゃんのステキファッションショー！」
「お前は…！またなのか…！？って何で上半身に訳のわからん装飾が…！？ぴちぴちビキニってのもきついが…乳首に貝殻…！？」
「…」
「お、おい？クマ？」
「野生の魅力たっぷりだと思ったんだけどなぁ…鏡見せたら喋んなくなっちゃったんだ。もしかしなくても野生のファッションに心が引きずられて…」
「…目、開いたまま失神してるのか…！？おい！クマ！このままだとまたイルカの餌食だぞ！？」
「なんだ？カカシも気に入ったなら用意するぞ！でもさ。カカシにはあえてこっちの腹だけ見える七部丈上下セットとかの方が…！」
「いらん！クマは駄目そうだな…。海にはいくが、クマはそっとしておけ。療養が必要だ」
「そっか！アスマ兄ちゃん疲れてたんだな…。肉持ってきてくれたから御礼に水着プレゼントしたんだけど…」
「とりあえず。お前は…もっとこういろいろ力を入れるべきことがあるってのをもう一度…ふむぐっ！？」
「夏って言ったら冷たいデザートだよな！」
「…クマに…クマに比べればこんな被害大したことじゃ…！」
「さーってと！夏のお出かけにぴったりなランチも全力で用意しちゃうからなー！」
「とりあえず。この気色悪いのをどうにかしないと…！」

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クマは嫌々ながら暗部に撤去されましたが、心に深い傷を追ったため、しばらく人語を忘れたとか忘れなかったとか…。
夏は…子イルカ季節！かもしれない？という話。
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