「うー…?朝…?暑いー…こんな日はやっぱり…!」 「ただいま帰りました!あ!イルカせんせ!起きちゃったんですか?ごめんなさい…気持ち良さそうに寝てたから置いてっちゃいました…」 「おかえりなさい!そういえば夕べは途中から記憶が…」 「昨日沢山しちゃったから…」 「いいからいいから!さ、着替えて!出かけますよ!」 「でも…買い物してきたばっかりだし…。お腹、空いてるでしょう?」 「うっ!で、でも!ほら、今日は暑いから…!」 「あー…服着ないまま寝ちゃったから冷房切っちゃったんですよね。ごめんなさい…!」 「そんな!俺が腹を壊さないようにしてくれただけなんだから、そんな顔で謝らない!…いいから、折角夏なんだし、夏らしいことして涼みましょう?」 「でも…どこに?」 「結構近くに穴場があるんですよ!」 「穴場って…ソレに、その荷物は?」 「ちゃーんとよめさんの分持ちましたから!」 「イルカ先生…それ、ちょっと見せてもらっていいですか?」 「え?いいですよ?はいどうぞ!」 「…イルカせんせ…もしかしてそこって…!」 「森の中に地下水が湧き出てるんです!温度が低いせいか虫も少ないし、ちょっと泳ぐのに丁度いい深さで…」 「いきます!でもこれじゃなくてこっちとこっちとあっちとそれとこれと…それから!ちょっとだけ待ってて下さい!すぐにお弁当作りますから!」 「え?え?でも大変だしその辺で…」 「いいえ!…だってイルカ先生にご飯を作るのはよめの仕事です!…俺のご飯、美味しくないですか?」 「そんな!火の国一、いや世界一!俺のよめさんの料理は美味いですよ!」 「ふふ…よかった…!じゃ、ちょっとだけ待ってて下さいね?朝ごはんも作りますから!」 「…なんて…なんてよく出来たよめなんだ…!」 「…チャンス、到来ってヤツだよね…!今年こそ…!」 ***** 「ほら!凄いでしょう?」 「ほんとだ…!こんなところがあったなんて…!」 「さーて!着替えるぞー!…って、アレ?こ、これって…!?」 「あ、イルカ先生の水着!アカデミーのと一緒だと乾かないと困るでしょう?俺とおそろいです!」 「イルカ柄…で、でもビキニ…!?」 「お手製なんです…どうですか…?」 「あ、うん!かわいいしよめさんには似合うと思う!」 「じゃ、着替えて下さいねー!」 「…でも、俺には…うう…っ!でもよめさんを困らせるわけには…!」 「…かーわいいなぁ…!楽しみ、だねぇ…?」 ***** 「つめたっ!」 「あ、そっちじゃなくて、ちょっとだけ日が当たるこの辺から入ると丁度いいから!かわいいなぁ…!」 「はい!じゃ、今からそっちに…この辺ですか?」 「ほら、こっち!」 「あっ!」 「おっと…!大丈…んんっ!?」 「イルカ、せんせ…!」 「あ…っこ、ここで…!?」 「だって…イルカせんせが引っ張るから…もう我慢できません…!」 「うわっ!…ぅんっ!あ…っや…!水、冷た…っ!」 「大丈夫…俺がたっぷり温めますから…!」 「あ…これ、キツイ…いたい…っ!」 「ん。脱ぎましょうね…?ふふふ…ここなら、誰も見てないし…!」 「ふ、あ…っ」 「ひんやり冷やして…たっぷり熱くなりましょうね…!!!」 ***** 「うぅぅぅぅう…」 「イルカせんせ…ごめんなさい…!我慢できなくてつい…!」 「も、いいから、ご飯。折角よめさんが作ってくれたんだし、ソレ食べて…帰りましょう?」 「はい…!」 「…涼しかったし、熱かったけど気持ちイイし…それによめさんがはしゃいでてかわいかったもんな…いい休日だった…はずだ…!」 「でも、また来たいなぁ…?」 「そうそう!また…今度はもうちょっと体力付けとかないとな…!」 「ふふふ…次は、水着の隙間からとか…!」 ********************************************************************************* よめ、夏休みの目標その1達成。…かも知れないという話。 美味しい美味しいだんな様は冷やしても美味しかったそうです! ではではー!つっこみだのご感想だのご意見など…お気軽にどうぞー! |