「らーめんはやっぱり美味いなぁ…!」 「あー…かわい。三代目にもこの顔みせた訳か…ふぅん…?」 「チャーシューが脂っこくないのにやわらかくて…!しかもスープも旨みが濃いのにしつこくないし…!」 「ま、後で取り返すけどねー?」 「なんだ?食べてないじゃないか!食え!美味いぞ!すっごくすっごく麺がしこしこしてるんだ!」 「そうね。どうせなら腹ごしらえしとこうかなー?」 「そうだそうだ!ちゃんと味わえ!美味いんだから!」 「頂くよー?…兵糧丸も用意しとくかな。朝までだけじゃ足りないだろうし」 「ん?腹減ってるのか?俺の分も食べるか…?任務で疲れてるんだからちゃんと食べないと駄目だぞ?」 「んー。大丈夫。後でいっぱい頂くよー」 「そ、そうか?まあ後でチョコレートもあるしな!珍しいんだ!丸くてとろんって溶けるんだ!酒もちょっとはいってて美味いんだよなあ…!」 「酒、ねぇ?おもしろそう」 「へへ!楽しみにしててくれ!ちゃんとお茶もイイの淹れるからな!前にお前が買ってきてくれたヤツ!」 「…ふつーはコーヒーじゃないの?」 「コーヒーなんてものはうちにない!」 「そうね…今までの食生活見る限り相当ギリギリだったみたいだしね」 「そうだよなぁ…今までってこの時期は寒いしもちだけでしばらく食いつないで…」 「ちゃんと食べさせるから安心してね?一生」 「食うばっかりじゃないぞ!俺の方こそちゃんとお前に…えーっとえーっと!?てんぷらのおいしさとか!あと暖かい布団で寝るのとか美味いものくうのとか…!」 「ん。そうね?…色々いっぱいよろしくね?」 「おうとも!まかせとけ!とりあえず…お茶淹れてくる!」 「…あんなにおいしそうに食べてるのに、一応分けてくれようとするもんね。…愛されてるってことかなー?これも。…その分しっかり返さないとねー?」 ***** 「これだ!すごいだろう!なんかすごい箱に入ってるんだぞ!もったいないからちょこっとずつ皿に出して食べてるんだ!」 「…ねえ。これどこでもらったの?」 「あ、てんぷらのあとじいちゃんに…」 「…へぇ…?」 「まんじゅうの礼にって言ってくれたんだ!美味いのにもったいないからじいちゃんと1個ずつ食べて、あとお前の貰ってもいいかって聞いたら箱ごとくれた!」 「ふぅん?…ま、ぎりぎり合格かなー?」 「美味いんだ!凄いんだ!お前も食え!」 「…コレ無駄にしたら泣くよねぇ?」 「な、なんだ!?そういえば甘いモノ苦手だったか…!でも大丈夫だ!ちゃんと美味いから!」 「そ?じゃ、ふつーに頂くね?」 「そうだそうだ!ちゃんとゆっくり味わうんだ!とろってしてもう口の中が…!」 「美味しいね。…ま、他にも色々手はあるし…」 「へへ!そうか!お茶も飲め!」 「ん。ありがと」 「美味いもの食うと幸せな気分になるだろ?元気だせ!」 「そうね。元気でちゃったかも?」 「風呂はいったらゆっくり寝ような?」 「んー?そうね。たっぷりゆっくり…ふふふ…」 「なんか楽しそうだなぁ?まあいいか!元気でたんなら!」 ********************************************************************************* かぼちゃのてんぷら。 美味しくおいしく頂かれた中忍がいたとかいないとか…。 ではではー!なにかご意見ご感想等ございましたら、お知らせくださいませ! |