めろめろメロン（かぼちゃのてんぷら）

「メロン…！メロンだ…！見れば見るほど美味そうだなぁ…！」
「ねぇ。冷蔵庫入れないの？」
「もうちょっと見つめて楽しんでからにするんだ！冷やした方が美味いけど、冷やしちゃうとこの美味そうな香りが弱まっちゃうだろ！」
「そ？ま、いいけど」
「メロンなんてめったに食えないもんなぁ…！こうやってたまーにじいちゃんとこのあまりものもらえるくらいで！」
「…三代目も結構甘やかしてるよねー？妬けるって言うか…」
「えへへ！メロン…！」
「メロンばっかりみられるのも腹立つねぇ？…ああでも…隙だらけか」
「ん？なんだ？腹減ったのか？よし！思いっきりこの香りを味わえ！なんとなくお腹いっぱいになるはずだから！」
「いらないよー？それより見つめるの、あと1分にしなさいね？熟してるからあんまり外出しとくと食べられなくなっちゃうよ？」
「ええ！？…くっでもたしかに…！とろっとろのメロンは美味いけど、溶けちゃったメロンは悲しい…」
「経験あるのね…。で、どうするの？もうしまっちゃっていいでしょ？」
「…うぅ…わかった…。冷蔵庫に入れてく…」
「ん。了解」
「あー！返せー！俺のメロンー！」
「とらないよー。仕舞ってくるだけ」
「俺が！自分で！」
「だーめ。どうせ思い切れなくて冷蔵庫の扉開けっ放しにするでしょ？」
「だ、だって！メロンだぞ！スイカよりももらい物率が格段に低いんだ！でもうまいんだ！」
「そんなにメロンが好きなら今度買ってきてあげるよ。どれでも好きなの」
「なにぃ！金持ちめ！上忍だからって…！」
「あ、ちなみに俺は溶けちゃったイルカも大好きだから」
「え？なっ…！あっやっ…！」
「冷たいものばっかりよりも果物の方がましだしねー？」
「そこだめ…！うぁっ！」
「安心して溶けちゃってね…？ふふ…！」
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「うぅー…メロンー…」
「はいどーぞ」
「あ！メロン！ひえっひえだ…！へへ…！」
「ホントにこの切り方でいいの？半分に切っただけなんだけど」
「いいんだ！贅沢メロンは食い方も贅沢にいくんだ！」
「ふぅん？そ？食べすぎ…ま、いいけど。運動したしね？はいあーん」
「んぐっ！うまい…！じゃなくて！なぁ、残りの半分は？」
「ん？冷蔵庫に戻したけど？全部食べたら流石に…」
「アレはお前の分だぞ！ちゃんと食え！美味いんだから！スプーンでガツガツ行くのがまた美味いんだ！」
「…あーもーそういうトコ反則…！あんなに騒ぐくらい好きなくせに、俺には分けてくれちゃうのね？」
「え？え？何がだ？腰が痛いけど手がべとべとになるからちゃんと風呂に入るぞ？そもそも腰が痛いのはお前の…」
「お風呂は後で…シテからね？」
「え！？やっぅあ…っなんで、したばっか…あぁっ！」
「メロン箱買いしちゃおうかなー？ふふ…！」

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かぼちゃのてんぷらー！
連れ子が訪問してきた際に、自分よりも大きなメロンを譲ってるのを見て、嫉妬に駆られる黒上忍がいたとかいないとか…！
最近来なかったよな？とかすごーくうれしそうな中忍はがっつりしっかりお仕置きされたとか…。
というようなのが増えても許せ、サスケ…！←違。
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