「つやっつやの栗…!へへ!美味そうだなぁ!」 「随分たくさんあるけど、また近所のおばちゃんから?」 「うわぁ!?こ、これは没収させないぞ!」 「んー?ま、いいんじゃない食べ過ぎなきゃ。で?これの出所は?」 「正当な労働の報酬だ!自動栗拾いマシン開発の結果がやっと実を結んで…」 「ああ、あの掃除機みたいなヤツ?」 「便利なんだぞ!カラまで綺麗に取れちゃう優れものだ!従来型より早く尚且つ確実に殻を剥けるんだ!カラの放出速度が速すぎて危ないっていう問題点も改善されて…」 「食料関係のことになると凄いねぇ?ま、食べ過ぎなきゃなんでもいいんだけど」 「あったりまえだ!秋なんだぞ!実りの秋…!つまり何食べても美味いんだ!」 「胸張って言われてもねぇ?」 「たっぷりあるから蒸してもいいし、焼いてもいいし…!」 「そうね。ま、ちょっとならお菓子にしてもいいけど」 「えぇ!?ほ、ホントか!お菓子…も、もんぶらんとかもなのか…!?」 「こんなにたくさんあったら消費しきれないし、栗ご飯は嫌いでしょ?」 「ご飯はそのままで美味いんだ!余計なものを混ぜる必要を俺はびた一文感じない!」 「あらそ。じゃ、やっぱり色々作らないと勿体無いねぇ?何か適当に作るけど食べたいものなんかある?モンブラン以外で」 「じいちゃ…三代目から貰ったまろんぐらっせっていうのがすっごくすっごく美味かったんだ!あとくり最中とかくり万重とかくり羊羹とかくり…」 「んー?じゃ、一応できそうなのは作るから、ちゃんと野菜も食べなさいね?」 「おうとも!へへ…!栗尽くしかぁ…!」 「かわいい顔しちゃって…どうしよっかなー?」 「よし!俺も皮むくの手伝うぞ!いっぱいいっぱい堪能しような!秋の味覚!」 「そうねぇ?どうせならもみじ狩りとか行ってみる?」 「もみじは綺麗だけど見てても食えないぞ?」 「相変わらず判断基準がそこなのね…ま、いいけど」 「でもきのこ狩りはいいよな!美味いし安いし!」 「ま、外でできるならなんでもいいかなー?」 「そうだな!行楽の秋だもんな!」 「そうね。いい季節だよねぇ?適度に涼しくて外でもそんなに辛くないだろうし」 「そうそう!確かに丁度いいよな!出かけるにはもってこいだ!」 「じゃ、早速明日でも行って見る?」 「そういや明日休みだっけ。たくさん狩ってこような!つりとかもできるし…美味いものたっぷり食えるぞ!」 「そうね。どうせなら色々やってみたいから、用意しなくちゃ」 「そうか!ようし!俺も色々準備するぞ!なんてったって折角の秋だもんな!」 「どうせならしばっちゃおうかなー?」 「へ?」 「楽しみにしてる」 「へへ!そ、そっか!俺も楽しみにしてるな!」 ********************************************************************************* かぼちゃのてんぷら 紅葉の中でいちゃえろのご希望を頂いたんですが無理だった('A`) あきなのでいちゃぱらです(*´∀`)というか年中いちゃぱらです(*´∀`) ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |