「これをこっちに繋げて…そんでこっちをこうして…コレでイイかな!」 「おいイルカ!何やってるんだ!」 「あ!お帰りカカシ!まずはコレを食え!」 「もごっ!…変なものは入ってないようだな…。」 「おうとも!プレーンなチーズワッフルだぜ!」 「その表現も何かおかしいけど…。それよりナニ作ってるんだ?」 「肉供給安定化推進装置!略して肉大好き君1号だ!」 「略せてないだろ!大体なんだコレ?」 「比較的大型な生き物を捕獲するのに最適な連鎖式トラップで、一個でも発動させると、一気にターゲットに向かって全部の仕掛けが発動する… まさに!最強の!捕獲トラップだぜ!!!」 「…ナニ捕まえる気だ…?」 「えーっと。主にアス…クマかな!」 「…。程ほどにしとけよ?」 「あ、そっち通っちゃ駄目!」 「は?」 「仕掛けが発動しちゃうから!」 「…家の中にセットしたのか!!!なにやってんだよ!!!」 「だってもうすぐ…」 「おう!邪魔するぜ!で、イルカ。急ぎの用ってのは何の…」 「アスマ兄ちゃん!こっちこっち!」 「あ!馬鹿!待て!」 「は?…おわっ!ちっ!ぐあっ!クソッ!なんだよ!」 「速度…よし。連鎖…よし。精度がいまいちか…?」 「クマー!上忍だろ!気合入れてよけろ!」 「くそっ!何で入るなり縄だの網だのが飛んでくるんだ!」 「アスマ兄ちゃん!ご協力に感謝して晩飯一緒に食おうぜ!」 「あ、ああ…?ほれ。土産。」 「あ、肉だ!ありがとうアスマ兄ちゃん!早速美味い飯作っちゃうぜ!!!楽しみに待ってて!!!」 「トラップの腕上がったな。」 「やっぱりイルカか!…それどころじゃねえよ!」 「お前もあっさり引っかかりすぎだけどな。」 「うるせぇ…。」 「まあまあ!細かいことは気にすんな!」 「「お前が言うな!!!」」 ********************************************************************************* 因みに肉の供給よりも、アスマ兄ちゃんがカカシを攫おうとしたときに使おうという意図もあります。 捕獲されたクマをごうもん(あくまで子イルカ基準)する装置も着々と設計されていたり…。 まあ、拷問っていっても、粘着テープで毛をむしるとかそういう方向だったりしますが。 |