「うへー!やっぱ食われてるよ!」 「なんだ?あ、蚊か!」 「野外演習やるとどうしてもなー。生徒たちの手前気配消しすぎるわけにもいかんし。虫除けも生徒によっては危険だから仕えないし。」 「まあなぁ…いつかは覚えるんだけどな。それに、虫使いの家の子がいるとどうしても…。」 「そういや、イルカも昨日演習だっただろ?雨降った後だったし、藪蚊、凄かったんじゃないか?」 「あ、そういえば…!…あれ?でも食われてないな。」 「なにぃ!お前!ナニ使ったんだよ!虫除け!」 「いや、俺はもう最初から諦めてそのままで行っただけだ!」 「お前、それ、去年で懲りてないのかよ!」 「かゆいけどしょうがないだろ!俺の持ってた学年、虫使いと忍犬使いがいたんだ!匂いが強いもん使えなかったんだよ!」 「あー…そうだったな…。」 「にしても、なんでだ?去年はそりゃもうかゆくて…!」 「だってぇ!イルカ先生の甘くて蕩けるように美味しい体液を口にしていいのは俺だけですから!!!」 「ひぃ!?出たー!!!」 「貴様の仕業か!一体どうやって…!?」 「えー?一緒にぴったりくっ付いて、不埒で下種な虫が、イルカ先生のステキな肢体に群がろうとするのを駆除してただけですよー!!!」 「…ストーカー…い、いえ!なんでもありません!あ!用事思い出した!じゃあなー!」 「あ!こら!逃げやがったな!」 「ああんもう!イルカ先生ったら、もうホントに罪な人…!あんな虫ごときまで魅了しちゃうんだから…!!!」 「今回は助かったような気がしないでもないが、ストーカー行為はいい加減止めろ!」 「群がる間男どももきっと…!!!」 「その妙な妄想もだ!」 「あ、泥棒ネコもですね!それに蚊って血、吸うのメスだけだから…!」 「…蚊に食われるのはいやだが、お前何処まで一緒について着てたんだ…!?」 「もちろん!最初から最後までですよー!!!だ、だから…」 「まさか貴様…!」 「川辺で水と戯れるイルカ先生とかぁ!それに、大自然の中開放的な空間で白日の下に晒されたイルカ先生のステキなおしりと可愛い…」 「用足すとこまで覗いてやがったのか!?」 「本当はしゃぶりつこうかと思ったんですけど!でもほら!可愛いイルカ先生のお尻があんまりにも美味しそうだから、今にも食いつかんとする泥棒ネコが一杯いたのでその排除の方を優先したんです!!!」 「…褒めてほしそうにするんじゃねぇ!」 「あぁん!もっと…もっと踏んでください!!!」 「…ケツ、蚊に食われないで済んだからまだまし…いや!だがその後そういえば家に帰るなりいきなり…!」 「うふふふふふ!だってぇ!我慢できなかったんです!泥棒ネコのいない環境で、生まれたままのイルカ先生を心行くまで味わいたくて…!!!」 「帰るなり人を好き放題にしやがった理由はそれか!」 「お外でやるときはちゃぁんと結界張りますから!安心してください!!!」 「誰もそんなコト心配してない!そもそも外でなんか…!」 「はぁい!禁断のアカデミー職員室プレイですね…!!!」 「なんじゃそりゃあ!?」 「結界も張ったし!さ、存分に喘いでくださいね!!」 「なんでだー!!!ちかよんな!」 「机の上で…で、でも…机の下からイルカ先生のかわいい股間を見つめるのもいいなぁ…!」 「ま、まさかやってないだろうな!?」 「はい!さっきまでだけです!ほ、ほら…!やっぱり見つめるだけじゃこの熱く滾る思いとか、色々が…!」 「いたのかー!!!!脱ぐなー!!!!!」 「ああん!いい声…っ!うふふ…!今日は…職員室の机の上で一杯鳴いてもらおうと思います!!!まずはね!」 「そんな宣言するなー!!!やらん!!!まずってなんだなんだー!?」 「て・れ・や・さん!うふふふふふふふ!!!」 「うわぁああああああ!!!」 ********************************************************************************* 変態さんは蚊よりもたちが悪いかもしれないという話。 暑いから…! ご意見ご感想など、お気軽にどうぞ…。 |