「今日は待ちに待った子どもの日ですね…!」 「チッ!やはり来たか…!それ以上寄るな。お前任務中のはずじゃ…!?」 「子どもの、日…!うふふふふふふ…!!!」 「だから何度も言うが寄るな!護衛任務に就けといたはずだろうが!しかも指名だったはずだぞ!」 「えー?でもぉ影分身で十分っていうかぁ!だって子どもの日ですし!」 「いいから行って来い!今すぐにだ!ついでにその手に持ってる怪しげな薬剤は今すぐ捨てて来い!」 「大丈夫ですよ…!恐くありませんから…!ね?」 「存在そのものが恐怖の塊だろうが!訳の分からんことはするなと何度も!」 「はぁい!じゃ、じゃあさっそく実践でわかりやすく…!」 「てやあ!」 「おっと!これがないとこどもの日が達成できなくなっちゃうんですよー?もうイルカ先生ったらやんちゃさん!」 「っし!かかったな!」 「え?」 「転送術だ!この時のためにチャクラを貯め続けてやっと…!ふはははは!特別上忍の皆さんに色々とご教授願った甲斐があったな!もう逃げられんぞ!大人しく任務に行ってきやがれ!」 「えい!」 「くっ!うそ、だろ…!?術返し…!?」 「間男は特別上忍…そしてこれを使えるってことは…ふふふふふ…!いーい度胸だねぇ…?」 「わー!?まてまてまて!落ち着け!何する気だ!そっちの手ちかちかしてるけど家が壊れるだろうが!」 「大丈夫ですよ…!まずはゲンマにぃ…それからライドウ、最後にイワシかなあ…!」 「待てと言ってるだろうが!ハウスだ!…ここへきて、ひざまずけ!」 「え!い、いいんですか!はぁい!今すぐ!」 「よし。駄犬、そこに転がれ」 「は、はい…!」 「チッ!無駄に興奮しやがって…!踏まれるのがそんなに楽しいか?」 「は、はいぃ…も、もっと…!」 「作戦その弐か…」 「イルカ先生にもイルカ先生似の可愛い息子さんにも…!」 「おい…!?今なんていいやがった!?」 「楽しみですね…!ま、毎日頑張ったらきっとすぐに…!」 「くそ…やっぱり諦めてなかったか…!お前そっくりのができたらどうすんだ!」 「その場合は…まあ、その、ね?」 「何でクナイちらつかせてんだこの変態野郎が!」 「あう!ぁっはぁん!」 「いいか?貴様がどこぞで女性孕ませてきても貴様に責任とらせて離縁して結婚させるが、俺にどうこうするってんならその前に破局だぞ?」 「で、でもぉ…!イルカ先生にそっくりなお子さん…!」 「…明らかに貴様が虐待を加えそうだからどっちに似ても却下だ」 「うっうっ…!」 「…泣くんじゃねぇ!大体こっちの方が泣きたいてぇんだよ!…お前のせいで俺は幸せな結婚も可愛い嫁さんも一個中隊組織できる数の子どもも全部諦めて…!」 「そんなに俺だけがいいだなんて…幸せです…!」 「黙れ!」 「わかってます…!大丈夫です!俺が責任持ってたくさん作って全員何不自由なく育てて養いますし!ま、まあそのためにはぁ…!たっぷりしなきゃいけないし、後は生まれたらたまには乗ってもらったり、ふ、ふんで…!あぁん!」 「…まあ、いい…お前で十分だ。お前だけで手一杯なのにこれ以上ややこしいもんができたら俺は死ぬ」 「ええぇええ!?そんな!具合が悪いんですか!?今すぐ病院に!後はこれとこれとこれと!」 「薬はいらん。…お前は任務に行け。ちゃんと無事帰ってきたら褒美をやらんでもないぞ?」 「いってきまぁあす!ご褒美…!な、なにしてくれるのかなぁ…!」 「…結局こうなったな…。まあとりあえず下着でも投げつけてやれば泣いて喜んで足でも舐めてくるだろ。…しょうがない、よな…。諦めなきゃいけないよな…俺のせいで任務に穴あくとかありえないもんな…」 ******************************************************************************** 毎年恒例変態さん。 子どもの日祭りと言うことで。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |