毛（変態さん）

「うぅ…？重い…？」
「うふふふふふ…！やっぱり効果あったなぁ…！つやっつや…！」
「わぁ！？貴様！勝手に脱がせるんじゃないと何度言えば…！それに！何てトコのぞいてやがる！さっき散々やっただろうが！？」
「ああ…さっきのイルカ先生…っ！すっごく可愛かったです！こっちも…あそこももうそこらじゅうが！！！」
「落ち着け！だからその、そんなとこの毛を弄るな！」
「イルカ先生、さっきいっぱい頑張ってくれたでしょ？」
「頑張ったというか、頑張らされたというか…。」
「で、先に落ちちゃったから…うふふふふふ…！！！」
「もったいぶるな！さっさと話せ！俺は眠いんだよ！それでなくてもお前のせいで睡眠時間が削られてるのに…！！！」
「こっちの毛もシャンプーとリンスで洗っちゃいました！！！」
「なにぃ！？どけ！…ホントだ…！ふ、ふわふわしてる…！？」
「一度やってみたかったんですよー！！！イルカ先生の毛ってしっかりしてて黒くてつやつやで…！もう最高だから、こっちの毛もちゃぁんとお手入れしたいなって！！！」
「なんてことしやがる！…こんなとこつやつやにする馬鹿がどこいる！」
「え？ここにいますよ？」
「不思議そうに言うんじゃねぇ！！！なんで…こんなアホなことするんだ貴様は…！！！」
「心配しないで下さい…！お肌に優しくて、今一番効果に定評のあるシャンプーとリンスにしましたから…！！！」
「そんなトコ心配しとらんわ！！！え？…ちょっと待て。ソレどこで調べてきたんだ！？」
「木の葉デパートとか商店街で聞いたので…主にクノイチかな！」
「…因みに、なんて言って聞いたんだ…？」
「えーっと！今一番イイシャンプー教えてっていって聞きました！」
「なら、大丈夫か…？…いくらなんでも下の毛に使うなんて話されたら木の葉の里のイメージが…！！！」
「イルカ先生は…毛の一筋に至るまで俺が守りますから！！！」
「…いらん努力に一生懸命になるくらいなら、俺に睡眠時間を確保させろ！」
「えー？でもぉ。それって…イルカ先生がかわいいから我慢できないしぃ。」
「気色悪い話し方は止めろ！…もういい。分かった。今更下の毛洗いなおすのもなんだから寝る。貴様も邪魔するなよ？この駄犬が！」
「はぁい！もうちょっとこの毛並みを研究したら寝ますね！」
「自分の毛で実験しろ！」
「そっか！ソレもありですね！おそろいでつやっつやに…！！！」
「…勝手にやれ。何度も言うが俺は寝る。」
「イルカ先生のつややかな毛…っ！舐めたいなぁ…！」
「…この駄犬が…！いい加減にしやがれ！」
「あぁん！」
「寝るといっただろうが！」
「も、もっと…っ！」
「喜ぶな！」
「あぁ…！や、止めないで…！！！」
「…はぁ…安眠が欲しい…。」

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夜の闇にまぎれていつでもイルカてんてーのことを考えてる駄犬。
戦う方は溜まったもんじゃないという話。新しいコンディショナー買ってみたらいい感じだったので…。