「かき氷マシン改5…大分完成に近づいてきたな!」 「ふぅん?」 「ぎゃあ!ななな!何でここが!?」 「同僚の皆さんが、心配して教えてくれたよー。最近どうも帰ってくるのが遅いと思ったら…」 「うぅ…!それは…!」 「ん。シロップは、減ってないか。抱き心地もそんなに変わってないしねぇ?」 「試作品まではまだたどり着いてないぞ!だから昼飯もいつも通りお前の作ってくれた弁当で…!」 「で、なんでこんなことしたの?」 「だって、家に帰るとお前が…!気持ちよくて体に力が入らなくなるし、朝まで他のことできないし、ふわふわしちゃうじゃないか…!」 「んー?だって、イルカがかわいんだもん」 「かわいくない!大体今年はまた猛暑だっていうし!憩いの準備ができるまえに暑くなっちゃったし…」 「急いでたからってことか。んー?どうしよっかなー?」 「今年はさらに氷をふわっふわに仕上げて、しかもシロップも…!」 「あら?これって」 「へへー!すごいだろ!ちゃんと甘いものが苦手なお前でも美味しく…」 「今は甘さ控えめなんてのもあるのね。ふぅん?」 「今年はお前にもかき氷の魅力ってやつを教えてやる!」 「そうね。楽しみにしてる」 「じゃ、俺はまだ微調整があるからお前は帰…んん!」 「お礼に俺も目眩く世界にご招待するね?」 「え?なんだそれ?あっ…!」 「いーっぱい鳴かせてあげる。何にも考えられない位」 「や、やだ…!あともうちょっとなのに…!」 「ん。そうね。…カキ氷使うってのも面白いか」 「ふえ…?」 「んーん。なんでもない。…後どれくらいかかるの?」 「へへ!多分明日には…」 「じゃ、それが完成したら、一番に使わせてね」 「おうとも!お前舌良さそうだし、丁度良いよな!」 「…カキ氷、アイスとはまた違った楽しみ方ができそうだし。ちょうどいいかも」 「完成したら一番に食ってくれな!」 「ん。すっごく楽しみにしてるね…?」 ********************************************************************************* かぼちゃのてんぷら。 その後、しっかりたっぷりおいしく頂かれる中忍がいたとかいないとか。 ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |