「ねぇねぇ!カカシさん!遊んで!」 「うーん。ちょっと待ってね?」 「うぅー…!待ってるの飽きた!それ楽しそうなのに!」 「ああごめん!これはね?ねこじゃらし自作試験の課題なのよ」 「かだい?」 「そ。イルカのためだけにイルカが一番楽しんでくれるねこじゃらしを作るの!」 「俺の!カカシさんが?」 「もちろん!…でもねぇ。イルカはどんなのがいいかなぁって悩んじゃって…イルカは白くてふさふさのが好きだけど、キラキラしてるのも好きだよねぇ?」 「好きです!キラキラしてふさふさしたの!」 「そ、そうだよね!…頭…そうか…でもこれって自作に入るの!?でもすっごい見つめられてるし…!?」 「…カカシさん…」 「ん?なぁに?…あ、なんか嫌な予感」 「えい!」 「わっ!?とと…!いきなり飛びついたら危ないでしょ?」 「だって…カカシさんと遊びたい!」 「…そうね。そろそろ限界か…遊ぼうか!」 「えへへ!一杯遊んでください!」 「まだ提出まで時間あるしな…」 「でね!終わったら沢山シテ?」 「も、もちろん!」 「まずはカカシさんで遊ぼうっと!」 「わぁ!?」 「ふさふさできらきらで綺麗!」 「…うーん…自分本体っていうのは自作に入らないよねぇ…」 「んー…もっと撫でてくださいー…」 「もちろん!」 ***** 「どうですか?」 「それがねぇ…一応作ってみたんだけど」 「なるほど。鳥の羽との組み合わせが中々…!これならうみの中忍も大喜びだったでしょう!」 「そうなのよ。これも一応喜んでくれたの。でもねぇ…」 「どうしましたか?じゃらし方が難しいとか…?」 「俺の頭にじゃれる方が楽しいって」 「あー…なるほど。そういえばうみの中忍の好みにぴったり…」 「それでもいいの?」 「ええもちろん!うみの中忍が喜ばせることこそがこの講座の目的ですから!」 「そっか…そうだよね!ありがと!」 「いいえ!では…自作は合格というコトで。今日の所はここで」 「りょーかい!じゃ!」 「こうしてみると…うみの中忍のために生まれてきたような人だなぁ…うらやましい!」 ********************************************************************************* ある意味極めてしまいつつある上忍と密かに手玉に取っているぬこ中忍。 ふたりはらぶらぶ!…多分! ではではー!ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー! |