「カカシ!おはよう!」 「んあ…え!?あ!?」 「よっぽど疲れてたみたいだな…。お疲れさん!顔洗って来い!もう朝飯できてるぞ!」 「こ、れは…!?」 「ふわふわベビードールひと夏の恋バージョンだぜ!かわいいだろ?」 「勝手に人を着替えさせるなー!こんなもの…え…!?」 「かわいいだろ?そのパンティ!」 「なんで…なんで俺はレースのパンティなんてもんを履いて…うわぁあああ!」 「だってお前どろっどろに汚れてたし!すさまじい舞台だったんだろうな…!安心しろ!全力で演じきったお前を俺が全力でサポートしといたから!」 「…!暗部装束!俺が着てた服は!面は!?」 「洗って外に…」 「わー!?またか!…って?あれ?」 「干しとこうかと思ったんだけど秘密の舞台なんだろうから、ちゃんと陰干ししといたぜ!ほら!」 「…あー…一応礼は言っておく。ありがと。でもなんだってこんな珍妙な格好に…!」 「ちっさいハートが舞い散っててかわいいだろ?それにほら!こっちにはアイスブルーのリボンがアクセントについてて、えーっと、少女から大人の女に…」 「…念のため聞くが、それはどこ情報だ?」 「通販会社の商品説明!すごいよな!なんか一杯色々わかんないことが書いてあったぞ!えくすしー?とかなんとか」 「誰だー!?コイツにそんな教育に悪いもん…まさか!?」 「この間お前の新たなる魅力を引き立てるための夏の衣装作りに悩んでたら、じいちゃんちにステキな本があったんだよな!色々参考にしつつカットはスレンダーなカカシにあわせてアレンジして…」 「…あんのくそじじい…!俺には任務与えといてこいつには教育に悪いことばっかりしでかしやがって…!夏はそれでなくても危ないのに!」 「穴は要らないだろうと思ったんだけど欲しかったか?」 「はぁ!?」 「だってさー。なんかパンツに穴が空いてたんだ!トイレに便利かもとも思ったんだけどさ、美しくないだろ?あれだけ飛び出てるのって。なんか穴の位置も変だったし」 「…その本はどこだ?」 「じいちゃんちに戻しといた!」 「ジジイごと燃やし尽くしてやりたい…!」 「もう新たな演技への挑戦が始まったのか…!まあそう焦るなって!まずは食え!」 「もがっ!…うぅぅぅ…!美味いけど…美味いけどな…!?」 「夏はやっぱり元気が出る肉だよな!スパイシー串焼きだぜ!」 「チャクラ切れにならないように気をつけてたのに…!」 「とりあえずもっと食う?それとも顔洗ってくる?」 「もが!…口に突っ込んでから言うんじゃない!顔洗ってくるからイルカは食卓で待ってなさい!」 「おうとも!」 「さっさとこの忌々しい衣装…ぎゃあ!?か、顔が…!」 「どうだ?夏の新色!」 「化粧まで…うぅぅぅ…!」 「カカシにも不評かぁ…。アスマ兄ちゃんには意見言ってもらえなかったんだよなー?似合ってたと思うけど」 「…イルカ、修行するぞ!」 「え?飯は?」 「食事が終わったらすぐにだ。…俺は、もっと強くならなきゃいけないんだ…!」 「そっか!手伝うぜ!俺も…いつか父ちゃんみたいになりたいもんな!」 「それは止めとけ!…はぁ…任務増えてるし、ジジイもそろそろ考えてるんだろうに」 「母ちゃんロードを邁進するカカシ…俺、全力でサポートするからな!」 「いらん!…うぅ…俺はコイツをどうしたらいいんだ…」 ********************************************************************************* 夏なので子イルカ! 苦悩する子カカシがいたという…。 ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |