「あーあ。もう秋だなぁ。すっかり」 「で、何してんの?」 「わぁ!ど、どうしてここに!?」 「そっちこそなにいいように使われてんの?」 「うるさい!お遣いくらい大したことないだろ!」 「あるでしょ?あんたが減る。帰ってきたのにいないとかなんなの?」 「なんだよそれ!紅葉見てから直帰できるから引き受けたんだそんなの俺の勝手だろ!」 「ふぅん?ここでシたいってこと?それなら別にいいけど」 「違う!脱がすな!」 「いったいなぁ!抵抗なんてしても…」 「だから、その、帰ってきたら…なんでもない!」 「…なによ。いいなさいよ」 「知るかばーか!」 「そんなかわいい顔して誘ってんの?」 「ばっ馬鹿!往来でなに言ってんだ!?」 「こんなとこそんなに人来ないでしょ?結界欲しい?」 「わっ…この…離せ!」 「った!なにすんの!」 「だ、だから!外でなんてしない!離せこの馬鹿!」 「外じゃなきゃいいの?まあどっちでも一緒だけど」 「わっ!降ろせ!」 「ヤダね。待つ気なんてないよ。ま、風呂位なら入ってあげてもいいけど、アンタも一緒なら」 「ああもう!…ケーキはなしだ!さんまは買ってあるけど、だいこんはちょっとぼけてても文句言うなよ!」 「はぁ?」 「なすの味噌汁は一応作ったけど、それも昨日だし…」 「それ、一体何の話?」 「お前が!誕生日だってのに任務入れるからだろばーか!」 「誕生日…あー!忘れてた!」 「…ばーか!そんなこったろうと思って、一応驚かせようと…」 「折角色々シて貰おうと思ってたのに!」 「あんたはそればっかりか!」 「とーぜん。だって…欲しいものなんてあんたの他にないし?」 「うぅ…!毎年毎年そんなことばっかいいやがって…!」 「そっか。それで晩飯に…ふぅん?」 「に、にやにやすんな!で、どうなんだ!大根は…」 「いらない。そんなのどっちでもいい」 「どっちでもよくないだろ!折角…まあちょっと過ぎちゃったけど、誕生日なんだぞ!」 「毎日、作ってたの?」 「…毎日じゃない。流石に一月かかるって聞いたから、3日位経ってからだよ馬鹿野郎!」 「へぇ?…やっぱりここでスル」 「ななな!?なんでそうなる!?」 「だって我慢できない」 「我慢しろ!…帰ったら風呂入って、それから飯食ってケーキは…あんたがいらないって言うだろうなと思ったけど、丁度昨日買って来たやつならある」 「ふぅん?」 「た、たまたまだからな!単にその、ちょっとケーキくらいって迷ってたときに、新作がどうのって広告が入ったから!だから!」 「じゃ、ちょっとだけなら我慢してあげる。その分覚悟しなさいね」 「わぁ!?降ろせー!」 「三日休息日あるし、爺に言ってアンタの分も休み取らせて…」 「お、おい!?もう家に着いてる…!?」 「とろっとろのぐちゃぐちゃになるまでアンタを貰うから」 「…んっ!…くそ…っ!どうせ何言っても聞く気なんてないだろ!」 「ん。わかってんじゃない?風呂で一回抜いたら飯付き合ってあげる」 「ああもう!好きにしろ!…特別だからな!」 「したい放題か…誕生日ってのも悪くないかもね?」 「はぁ…。まあ、怪我してないし、馬鹿なのは今更だし、異常に早く帰ってきたくせに元気そうだしまあいいか…」 ********************************************************************************* いじめっこ誕生日を放置プレイしてみる。 いちゃいちゃ? ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |