拾い犬（かぼちゃのてんぷら）

「えへへ！かわいいなぁ！名前何にしようかなー？」
「きゃん！」
「ただいまー。」
「！…お、おかえり…」
「ナニソレ？」
「なんでもない！」
「へー？…ちょっと来い。」
「きゃん！」
「あー！なにするんだ！ぶら下げるなよ！可哀相じゃないか！」
「これ、どこの犬？」
「…拾ったんだ！いいじゃないか！」
「駄目でしょ？持ち主探さないと。」
「なんでだよ！」
「ホラ、これ、毛深くて気付かなかったんだろうけど、首輪着いてるでしょ。」
「あー！！！…そうか…。お前飼い犬だったのか…。」
「しょんぼりしなくても。俺の犬触らせてあげてるじゃない？」
「一緒にふさふさの犬と寝てみたかったんだ…。」
「この間寝てあげたでしょ？」
「アレは…！あんなのは犬じゃない！耳としっぽだけじゃないか！へ、変なことするし…！」
「ふうん？獣姦の方が良かった？」
「良くない！そうじゃなくて！ふさふさでもこもこの犬をぎゅーってやりたかったんだよ！そんで平和に寝るんだ！」
「こんなコトで泣かれてもねぇ？…ま、とりあえずコイツの家は俺の忍犬に探させるから。」
「うー…毛玉にしようかポチにしようか悩む前につけとけばよかった…！せめて飼い犬気分を味わえたのに…！」
「…まあいいんだけどねー？…口寄せ！」
「なんじゃ？」
「コレの飼い主探してきて。」
「わかった。…で、そこで泣とるのはこの間ワシらを洗ってくれた若いのじゃろ？」
「まあねー？」
「そう虐めるなよ？コヤツは頭はゆるいが中々手つきがいい。…行ってくる。」
「そうねぇ…？」
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「フランソワーズちゃぁああぁん！」
「きゃん！」
「ありがとうございます！！！」
「いえいえー。早く連れてってあげてねー？」
「はい！さあ帰りましょう！フランソワーズちゃん！」
「きゃん！」
「…いっちゃった…。」
「泣かないの。…譲歩してあげるから。」
「何だよー…。どうせまた犬洗わせてくれるんだろー…。あれも楽しいから好きだけど…。」
「変化！…コレでどう？」
「わんこだぁ！でっかい！フサフサ！真っ白！！！かわいいなぁ！！！」
「コレで一緒に寝てあげるから。」
「名前は白だな！」
「…ま、わかってたけどねー？俺だってわかってないよねぇ？」
「えへへ！ご飯一緒に食べてもらって、それから風呂一緒に入って、ふさふさわんこと一緒に寝るぞー！！！」
「…理性がもつといいんだけどねぇ？」

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アホの子中忍の貞操は…。
…途中で変化といてくれるといいな！←酷。