「いいかー!掘り返すときはちゃんとチャクラを調節すること!」 「はぁい!」 「土遁でいいんだよね?」 「おう!昨日の授業でやったな?あれの応用だ。力みすぎないように気をつけて…」 「沢山掘るぞー!」 「おっきいの取れるかなぁ!」 「ちゃんと先生の話を聞く!」 「いってぇ!」 「全く!ちょっとでもコントロールを乱したら危ないんだぞ!」 「分かってるけど!早くしようよイルカ先生!」 「あーもう!分かった分かった!但し!これから先生が見本を見せるから、しっかり見て置くように!チャクラの流れもだぞ!」 「はぁい!」 「こうやって…土遁!」 「わぁ!おいもが沢山!」 「すごい!」 「…これは、成功例だ。これからもう1回…今度は失敗したらどうなるかを見せるから」 「失敗って…」 「どうやるの?」 「いいか?ちゃんと見てるんだぞ?…えい!」 「わっ!土!壁みたいになった!」 「いもが壁に生えてる!」 「あ、折れちゃってる…」 「どうだ?チャクラを込めすぎるとこうなっちまうんだ。でも、足りないといもどころか地面が浮かんでくれないからな?」 「すっげー!」 「よおっし!がんばるぞ!」 「ちゃんと班で決められた場所で作業すること!順番に術を使うこと!それから、いもは後で焼いて食うから、洗うのは皆でやるんだぞー!」 「はぁい!」 「俺から!」 「えー!俺から!」 「私もやる!」 「こらそこ!順番だ!」 「うー…じゃ、じゃんけんな!」 「いいけど…ずるなしだぞ!」 「わかってるよ!」 「…まあ、今年も大変そうだな…」 「でも楽しそうだからよかったよな!」 「後は…あれか…」 「え?あれって?」 「あー…うん。イルカには…いいんだって!な!ほらあっち!あぶなそうだぞ!」 「あ!ホントだ!」 「「「はぁ…」」」 ***** 「せんせー!いもたくさんとれたよ!」 「お!ちゃんと無傷だな!すごいじゃないか!」 「へへっ!」 「せんせい…折れちゃった…」 「ああ。これはこれでちゃんと食べられるから大丈夫だ!」 「でも…!」 「そうだな。悔しいよな?…これからチャクラの込め方の練習をしっかりやれば、できるようになるから!」 「…がんばる!」 「そうそう!その息だぞ!」 「焼いも!楽しいね!」 「あっつ!」 「ははは!」 「…楽しそうだなぁ…俺も…カカシさん…」 「なぁに?」 「へ!?あ!カカシさん!」 「おいも、沢山取れた?」 「はい!沢山!」 「じゃ、後で色々作るね」 「はい…!」 「寂しかったの?」 「ちょっとだけ…」 「ふふ…大丈夫、今日はこれからずっと一緒にいるよ」 「!はい…!」 「やっぱりな…」 「俺たちもいるって見えてないよなぁ…」 「まあいいんじゃないか?幸せそうだし」 「「「疲れるけどな」」」 ********************************************************************************* 妖精さんはそっと見守ります。…いつでも。 という訳で被害は…げふんごふん! …ではではー!ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー! |