「まずビールだ。それからつまみもだよな!」 「え、あ、うん」 「そうだな。そうだけどな…?」 「はぁい!ビールでぇす!おつまみは…お、俺の…!」 「黙れ!脱ぐな!」 「ああん!もー美味しそうだからっていきなりフォークは駄目ですよー?いっつも上の口でも下の口でも美味しそうにほお張ってくれてるから…!!!」 「駄犬、いいか?俺が欲しいのはつまみだ。貴様のその無駄にでかくて可愛げの無い物体に用はない!」 「そ、そうですね…!俺のじゃおつまみっていうよりメインディッシュって言うか…!これ以外じゃ物足りませんよね…!!!」 「ぷっはー!ビールは美味いなぁ!」 「ああ…飲み下される黄金色の液体がのどをつたって…も、もったいない…!!!な、舐め…!」 「…あのさ、それ…」 「気にするな。暑くてもこの駄犬は無駄に活きがいいからな。駄犬らしく床に這い蹲らせておきたいが…」 「の、乗ってくれるんですね!!!」 「…俺はつまみの一つも用意できん駄犬を構ってやるほど暇じゃない」 「はぁい!腹ペコのイルカ先生もかわいい…!!!まずは枝豆でぇす!それから、カリカリ!チキンソテーとぉ…!あとフライドポテトと夏野菜のサラダと…!!!」 「まあまあか。とりあえず食おうぜ!」 「…えーっと、でもそれって…!」 「すっごいキラキラした目でお前見てるぞ…!?」 「気にするな。…してもコイツは消えないし大人しくもならん」 「達観しちゃったのか…」 「むしろあきらめちゃったんじゃないか…?」 「ビール!おかわり!」 「はぁい!今すぐー!…ほろ酔いイルカ先生と川辺で花火見ながら青か…!!!」 「うるせぇ!…駄犬!お前も飲め!」 「あ、あ…!イルカ先生のが…!お、おいしいです…!」 「…俺らも、飲もう」 「そうだな。飲んじゃえばきっとなんとかなる」 「とりあえずつまみもおいしそうだしな」 「そうだ!飲むぞー!折角のビアガーデンなんだからな!」 「…今年もなんだかしらないけど貸しきり状態だけどな…」 「考えんのは止めとこうぜ?」 「そうだそうだ!ビールは冷たくて美味いもんな!」 「ぷっはーっ!うん、やっぱ夏はビールだよな!」 「もっとどんどん沢山飲んでくださいね…!!!後で俺のも溢れるくらい…!!!」 「つまみがないぞ!どんどんもってこい!」 「はぁい!うふふふふふふ…!!!」 「いい加減慣れてきたなぁ…」 「ビール、美味いよな」 「もういっそこれも風物詩だよな…」 ********************************************************************************* 駄犬へのご褒美はストレスで酒乱気味なイルカてんてーによるお説教だったとか。 お説教プレイだと思い込んで暴走したとか。 結局お外じゃなくなったけど、ソレはそれでご満悦だったとか。 …夏だから多少は目を外しちゃっただけだ…とイルカてんてーが落ち込んだとか。 という訳で、今年の夏もビールがうまかったそうです!←適当。 ではではー!なにかしらつっこみだのご感想だの御気軽にどうぞー! |