ただいま調教中(いつでも側に…)

「もーいーくつねるとー…スペシャルナイト!」
「妄想するのは自由だが口に出すな。…どうして貴様は毎度毎度寝てる俺の上に乗っかってよ迷いごとを…!」
「上に乗っかって…!いやんもう!イルカ先生ったら…!!!」
「…普通に眠りたい…。」
「ああ…ホワイトデー…イルカ先生と俺との白い競演…!!!…その前におひな祭りもあるし!!!」
「…確かに貴様の白髪が左大臣にぴったりかもな。アカデミーに飾っとくか?…トラウマになるか。生徒が。」
「イルカ先生とのお内裏様プレイ…!」
「俺は男だ。よってひな祭りは家ではやらん!」
「アカデミーで…!?それなら早速…!!!」
「アカデミーでも祝う方だ!祝われる方にも…ましてや飾られる方にもならん!脱ぐな!」
「安心してください!準備は着々と進んでます!!!」
「頼んでねぇ!俺はゆっくり眠りたいんだ!邪魔すんじゃねぇ!!!」
「怒ったイルカ先生も…す・て・き…!!!」
「毎度毎度…!!!…いいか。駄犬。」
「なんですか?俺の最愛の伴侶にして魂の片割れにして俺の…」
「黙れ!3月3日に、もし下らないちゃちゃを入れてみろ…?」
「な、何されちゃうのかなぁ…!」
「…いい加減その反応も飽きたな。…もう貴様とは一切会話せんぞ。」
「放置プレイ…!!!」
「くっ!堪えろ俺!…それに、存在すら認めてやらん。」
「透明人間プレイですね…!!!さすがイルカ先生…!!!」
「どうしてそう無駄にポジティブなんだ!!!貴様の飯も食わないし、目もあわせないし、踏んでやらん。永久にな!」
「ええ!?踏んで…もらえないんですか…!そんなことされたら…紙切れに変化して足元に転がるしか…!」
「どうしてそこまで踏まれることに執着するんだ!!!…そうだ!」
*****
「…で、どうしたんだ。それ。」
「不埒な真似を我慢できたら、入念に踏んでやることを約束したんだ。…躾けには飴と鞭だからな。」
「…マニアックだな…。あと、お疲れ。…採点だけだよな?手伝おうか?」
「いや、大丈夫だ。…視線が気持ち悪いのは我慢してくれ。」
「ああ…。でも、なんかこう興奮してる声とか、キラキラっていうか、ぎらぎらした視線とかはいいとして…」
「…なんだ?」
「…イルカ、重くないの?」
「聞くな。…譲歩の結果だ。」
「なにも椅子に座ってる人間を膝枕にしなくても…あ、すみません。そんな目でこっち見ないで下さい…!」
「駄犬!」
「はぁい!イルカ先生!勿論俺以外には指一本どころか近づけさえしませんよー?今すぐコイツも排除…」
「…粗相をしたら今日の褒美はなしだといったはずだ。」
「ええー?でも…イルカ先生と話すなんて、本来なら闇から闇へ…!」
「黙れ!…言うことが聞けないのか…?」
「聞きます!だから…!もっと踏んでください!!!」
「ちっ!…ホラ!もっとか!もっとなのか!この駄犬が!」
「ああん!も、もっと…!イルカせんせぇ…!!!」
「…これ、ひな祭まで毎日続くのか…?…あ!そうだ!…イルカ!」
「なんだ?どうした?」
「…そうやって甘やかしたら要求水準があがるぞ…?もっと段階的に…ひぃ!?」
「なんだ!駄犬!脅すんじゃねぇ!」
「だって…せっかく俺がイルカ先生の脚を味わってたのに…!」
「いいから…黙って踏まれてろ!」
「あぁっ!…もっと…!!!」
「…触らぬ神にたたりナシ、か…。」


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踏む=飴…だがしかし、変態さんはあきらめないので意味はあんまりなく、躾けにはならないという…。
ひな祭り…どうしようか…?

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