「ぷはー!ビールに良く合う!このジンギスカン美味いなぁ!」 「そうねぇ。」 「夏はやっぱりこういうのが…あとビールだよな!らーめんもうまいけど!ほら!お前も食え!」 「ま、いいけどね。あ、この肉もらうよー。」 「なんだよ!何か文句でも…!それとこっちの肉のが先だ!それまだ焼けてないぞ!」 「俺はこれくらいの方が好きなのよ。それと、あんまりビール飲むと太るよー?」 「そ、そういえば…!うぅ…!で、でもだな!最近ちょっとバテ気味だし、スタミナつけるから!」 「ああそれ?だって、そんな格好してるからだって言ったじゃない?」 「だから!暑いんだ!Tシャツとショートパンツで何が悪い!お前だってノースリーブじゃないか!」 「ああコレ?」 「別にパンツだけでうろついてるわけじゃないし!そもそも年頃の娘さんじゃあるまいしそんなコトに文句言うな!」 「コレ暗部の規定服だしねぇ?真夏でも真冬でもこれだけど。」 「…お前普段の生活でいつも暗部の服なんか着てるのか!?それに…真冬にそんな格好したら風邪引くだろう!?」 「んー?ま、慣れると楽だしねぇ?一応コートもあるし。」 「暗部って…!」 「そろそろお茶にしときなさいね。はい。」 「んんー!?…なにするんだ!」 「冷たい麦茶―。ビールだけだと脱水起すからねぇ?」 「う。それはそうだけど…!でも俺はまだ…!」 「ほら、肉だけじゃなくて野菜もね。もやし足すでしょ?それにこっちのもう焼けてるよー。」 「あ!食う食う!」 「はいどーぞ。」 「美味いなぁ…!それにしても、なんでこんなもんがいきなり?生ラムなんて俺はじめて食った!」 「お勧め品なんだけどねー。任務先でお土産探してたらこれがイイって。」 「へー!そうなのか!…でもお前暢気に土産なんか買ってていい任務だったのか?」 「いいんじゃない?すぐ片付いちゃったし。」 「嫌味か!それは!どうせ俺は中忍だよ!」 「それに観光客にまぎれて潜入だったし?そのときコレ選ぶの手伝ってくれた部下が、いざ戦闘になったらいきなりヤル気だしてくれたから、早く終わったのよ。」 「へー!リフレッシュ効果ってヤツか!よかったな!」 「何か涙と鼻血とか流しながら、先輩とデートがどうとか、あ、それと、なんであんなののためにとか変なこと言ってたなぁ?」 「…病院連れてけ!あからさまにおかしいだろうが!」 「前にも言ったでしょ?何処も悪くないって言うか、持病だからそっとしておけってさ。」 「その人前と同じ人か!ソレ、放っといていいレベルの話なのか!?」 「さあ。あ、でも終わってから土産の追加選んでたら、仲間が連れてってくれたから治療はしてくれたんじゃない?そのまま帰っていいって言われたから後は知らないけど。」 「…深刻だな。なんか。俺も、その任務への情熱を見習わないと!」 「そうねー?でも情熱っていう感じじゃないけどねぇ?ま、どうでもいいけど。」 「いい加減なヤツだな!その人見習えよ!」 「あ、もやしもう焼けた。食べるでしょ?」 「もちろん!お前も食え!」 「ん。後でイルカもねー?」 「なっ!?」 「ほら、しっかり食べて。これなんか丁度いいんじゃない?イルカには。ほらあーん。」 「お!美味そう!あーん!」 「今日はナニプレイにしようかなー?チョコも買ってきたんだよねー?」 「柔らかくて美味いなぁ…!」 ********************************************************************************* 夏はジンギスカンだよね!ということを意味もなく主張してみる! 生ラム美味い! ご意見ご感想など、お気軽にどうぞ…! |