「離して!助けてアナタ…!」 「俺の妻に何をする!くっ!まさか俺まで…閉じ込める気か!?」 「いやぁあ!アナタ!」 「くっ!大丈夫だ…絶対にまた会えるさ…!」 「信じてる…!!!」 「だーかーらー!!!人聞きの悪い寸劇は止めろ!!!」 「えー?だって来年までお会いできないんだぜ?」 「お前は嫁には行かないから出しっぱなしでもいいのかもしれんが、邪魔だろう!そもそも何で敬語なんだ…!」 「え?えらいんでしょ?このヒゲのおっさん!」 「…まあな…。」 「太鼓がなくてもヒゲだけでいけるさ!」 「はぁ…。来年からは一人でも出来るようにしろよ?ちゃんとメモも入れたからな?」 「えー?なんで?」 「俺は…」 「カカシは右大臣?だっけ。そっちの方が好みだったのか?」 「そういう問題じゃない!コレはお前のなんだからちゃんと管理できるようになれ!」 「うん!ソレは大丈夫!もう覚えた!!!」 「…じゃあ、片付ける前に復習だ。上から名前を言ってみろ。」 「お内裏様ことダーリン…コイツはエライんだけど、闇にまぎれて悪と戦う戦士でもある。でもって、隣のお雛様こと サマンサはダーリンの奥様で魔女なんだ!そんでもってダーリンの危機を幾度も救って…!!!」 「裏設定はいらないと何度言ったら!!!」 「なんだよー?ドラマティックすぎて興奮したのか?気にするな!カカシの演技力には敵わないって!!!」 「アホかー!!!いいから即刻その変な設定は忘れろ!!!」 「三人官女はそれぞれ別の人に惚れてるんだぜ!で、うち一人はダーリンに惚れてる女装した美青年なんだ!!!でもって、左大臣に惚れてるもう一人と最終的に結婚まで…」 「…念のため聞くが、その設定は一体どこから…!?」 「え?じいちゃん家の本。」 「またか!あの爺がマニアックな本読むから…!!!」 「と、アスマ兄ちゃん家の漫画。」 「え…?」 「あのね。キラキラした漫画時々読んでるんだ!かわいい女の子が一生懸命恋愛してるはなしとか!…隠してるけどすぐ見つけられたぜ!!!」 「そんなコト自慢して…ま、忍としては…じゃなくて!!!…クマに…そ、そんな趣味が…!?もしかして、父親の反動で…!?」 「たまに怪我だらけのおっちゃんも遊びに来て、クッキーとか…あと!ほらあのちっちゃいテディベアくれる!」 「あれか…寝室のたんすの上にちょっとずつ増えてるあれか!?近所のおばちゃんのだと…!?誰だ一体!?」 「イビキ兄ちゃん。」 「イ、ってあの!?…いやまさか…!?今度探しとく…お礼っていうかなんていうか…。どうして満遍なく教育に微妙なモノばっかりお前は…」 「今度マシュマロブラウニーの作り方教えてもらうんだ!!!」 「そうか…まあそっちの方がまだましか…。」 「じゃ、しまうぞー!お雛雅!今年もありがとうございました!」 「それは…?」 「かあちゃんに教わった!とおちゃんは…」 「あ、そっちはいい。…ちゃんとそうやって大事にしろよ?」 「おう!!!」 「俺も…頑張らないとな…。」 ********************************************************************************* お片づけでもネタを欠かさない子イルカ。 アスマ兄ちゃんは友達の女の子(紅ねぇちゃん)の影響(調教)を受けてちょっと少女趣味なイメージ…。 という無茶振りをしてみる! でもって、イビキ兄ちゃん(まだ若い)とじゃれあう姿はふつーにヲトメ…とかいうのを書きたい…。 あー…ご意見ご感想など、お気軽にどうぞ…。 |