「うわっ!?なにがあったんだ!?」 「んー?ちょっと任務で…」 「喧嘩か!?喧嘩なのか!?猫だけに!?」 「…ま、そういうことにしといてもいいけど。」 「血が…!怪我は!?」 「大したことな…」 「猫に聞いても無駄だったー!?隠すなよ!?とりあえず風呂場!傷洗って手当てして…!」 「相変わらずすーぐパニック起こすよねぇ?」 「ああもう!いいから来なさい!」 「ちゃんと綺麗に洗ってよね。」 「当たり前だ!ほらさっさとソレ脱いで!」 「イルカが脱がせてよ?」 「あ、そっか。怪我してるんだった!痛かったらすぐ言えよ?」 「下も脱がせてねー?」 「あ、そうだな。黒いから見え辛いけどこっちまで血が…!」 「めんどくさい任務だったけど。役得だったかもねぇ?あ、そこもっと優しく触って?」 「痛いよな…?すぐ手当てしてやるからな!」 ***** 「ふう!きれいになったな!」 「んー?まあまあってとこかな?」 「怪我は殆どなかったし!」 「そうねぇ?…怪我なんかあった?」 「背中に引っかいたみたいな傷があったぞ?アンタ上忍なのに猫と喧嘩…いやだから、猫じゃないよな!?この人!」 「ああそれか。それなら今日のじゃないから大丈夫。」 「へ?じゃ、いつのまにあんな怪我?」 「昨日…いや一昨日の夜かなー?」 「任務?猫と喧嘩?いやまて、一昨日も昨日も夜はうちにいたはず…?」 「だから、ソレつけたのイルカでしょ?」 「え!?いや上忍で猫相手に引っかくような喧嘩した覚えは…?」 「ご飯食べてから、一緒に風呂入って、それからベッドに入ったでしょ?」 「ああそういえばそうだったような?だから喧嘩するようなことはしてないっていうか、喧嘩する暇もないくらいすごい勢いでベッドに連れ込まれたような…!」 「で、ヤッてたらもうやだって言って、どうしてってきいたら、気持ちイイから止めてなんていい出すから止まらなくなって…そしたら、イルカがいやいやしながら俺の背中にしがみ付いて爪立てたでしょ?」 「そ!?そんなことしてない!…はずだ!」 「まあ、蕩けちゃってたからねぇ?覚えてないか。」 「うぅ…!ぜ、全部ドラ猫上忍のアンタが悪いんじゃないか!…いきなり…あ、あんなこと仕掛けてきたくせに…!」 「えー?でも仕方ないでしょ?」 「ナニがだ!」 「春だから、発情期」 「ああ、そういえば春だなぁ?え?でもだから、猫じゃないし!」 「イルカの飼い猫でしょ?で、で、春だからしょうがないってことで。」 「わぁ!?コラ待て!ドラ猫!」 「待てないよー。」 「あっ…うぁっ!」 「また背中に怪我増えるかもねぇ?ふふ…」 ********************************************************************************* 猫は相変わらずどこまでも猫のような? うちのぬこがお外のにゃんにゃんラブバトルに反応しがちなので増やしてしまいましたとさ! 猫は怪我を隠しますが、猫もどき上忍は怪我を隠す代わりに見せびらかしてみたり? |