「手ごたえは?」 「三人。引っかかったまま放っとかれてる」 「そ。何人しとめた?」 「仕留めてないけど全員結界の中で迷ってる。札で閉じちゃったからしばらく出てこないと思う。でも上忍っぽい気配だけどっかいっちゃってわかんない…」 「上出来」 「で、でも!」 「それはもう気にするな。俺が片付けた」 「…ッ!そ、か」 「しっかし、たかがかぼちゃ如きに鬱陶しいんだけど」 「だってこのかぼちゃ凄いもんな!壊そうとするなんて絶対駄目だよな!」 「報奨金、そんなにもらえるなんてね。あんな下らない祭のためにわざわざこんな面倒ごと作っちゃって馬鹿じゃないの?ほどほどの金額で買い付けてやればいいのに。一箇所だけじゃなくて均等にさ」 「…他のかぼちゃ作った人たちが、忍やとったってことだよな」 「そうなんじゃないの?組織だった動きの割には、抜け忍だらけだったみたいだけど」 「…また、来るかな」 「とーぜん警戒はしときなさいよ。ま、粗方片付けたし、かぼちゃ本体も炸薬一回くらいなら耐えられる結界張ったし、しつこいようなら一回放棄して逃げても回収できる」 「そんなの駄目だろ!」 「場合によっては必要だろうが。効率よく確実に任務こなすのが優先だ」 「だって、だって壊されちゃうかも…!」 「お前俺の腕舐めてるの?そんなこと許すと思う?俺が」 「…思わない」 「なら黙ってさっさと運ぶよ。せいぜい森の中でうろうろさせといて、帰りに必要なら一匹残してそれ以外は処分すればいい」 「わかんない」 「は?」 「わかんないから、任務が終わったら考えることにした」 「なにがよ?」 「なんでもない」 「はぁ?なに言ってんの?」 「かぼちゃ、ちゃんと運んで、そしたらさ、カカシも時間大丈夫だよな?」 「ま、そーね」 「じゃあさ、そんときにさ、ちょっとだけ聞きたいことがあるけど、いい?」 「めんどくさいけど付き合ってやってもいいけど?」 「…なら、そのとき」 「思わせぶりな言い方されてもねー?お前が女だったらまだしも」 「カカシ。来る」 「チッ!しっつこいなぁ!折角ならずっと寝てなさいよね…!」 「!殺さなかったの?」 「ふん。今の俺はめんどくさいガキ連れだからな」 「…そっか」 「いいか?一番に自分の身を守れ。何度も言うがお前みたいな下忍如きに体張らせるような任務じゃない。お前にそんなことさせたら、俺の評価も下がるの。わかってるな?」 「もうなんでもいい!カカシもぜってー怪我するなよ!」 「はいはい。ったく、小生意気なガキ!あとでこっちこそ説教してやるんだから!」 ******************************************************************************** 適当。 はろいんはろいん。なんでかながい。どうしたもんだか。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |