「起きろ!カカシ!任務だ!」 「んー…はいはい。お子ちゃまは元気だね」 「お前だってあんま年変わんないじゃないか!お前もお子ちゃま!」 「…胸張って威張られてもねー…ま、いいけど」 「ちゃんと色々用意したけど、まずは朝ごはんだ!」 「えー?めんどくさいから俺はいらない。ああでもイルカはちゃんと食べなさいよ?まだチビなんだから」 「カカシも食え!父ちゃんが任務前にしっかりくっとかないと元気でないって!母ちゃんもちゃんと食ってたぞ!」 「…あ、そ」 「チビとか関係ない。あとでも俺は絶対カカシよりでっかくなるから!」 「ぶっ!結局気にしてるんじゃない?まー無理だろうね」 「む、無理じゃないもん!だって俺の父ちゃんも母ちゃんも!カカシよかでっかかったんだからな!」 「だーかーらー。俺はまだ成長期だし、俺の父親はお前の二親のどっちよりも背が高かったよ」 「へー!なんかさ、ひょろっとしてるじゃん。カカシ。父ちゃんもひょろっとしてた?」 「大概失礼だけど、なんでそこ食いつくの…?」 「俺は父ちゃんに似てでっかくて強くてえっと、筋肉だってむっきむきになるんだ!」 「無駄に筋肉だるまになるんじゃないの。きちんと正しい鍛え方しなさいね。ちゃんと必要な所に均等につけないと、速度も落ちるし燃費も悪いし、いいことなしなんだから」 「へー?はい。おはし」 「ん。ありがと。だからちゃんとお前にあったトレーニングは考えてやるけど、その前に体作ってからね。ガキの頃に無理して筋トレしたって、全部無駄だから。それにチャクラコントロールが先でしょ?」 「へー?あ、しょうゆも」 「ありがと。ま、お前は筋も悪くないし、そこそこできるようにはなるんじゃない?お前の母親ほどじゃないだろうけど」 「母ちゃん…強かったもんなー…。でも家だとさ、よく父ちゃんに怒られてた」 「…アレが?」 「だってさ、母ちゃんもごはん食べ忘れそうになったり、怪我の手当て適当だったりしたんだって」 「適当っていうか、ま、そんな余裕ないことが多いしねぇ」 「でもそういうの駄目なんだ。ちゃんと手当てしといた方が任務の効率も上がるし、痛いのは痛いって体が教えてくれるんだからな!」 「…それも、父親の受け売り?」 「父ちゃんだけじゃないぞ!爺ちゃんも!」 「ふぅん。ま、いいけど」 「だからごはんは大事なんだ。美味かっただろ?」 「っ!うまかった、けど。そういやつい食って…くそっ…!こんな下らない手に…!」 「任務、がんばろうな!」 「うーるさいよ。一丁前に吼えてる分は、頑張らせるけどね!」 「うん!」 「あーもう!調子狂うったら…!」 ******************************************************************************** 適当。 はろいんはろいん。あともうちょっと。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |