「ホムラ爺ちゃんおもしろかったね!」 「…お前、結構容赦ないよな。蜂蜜まみれなのにタバスコだろアレ。しかも時限式のまで…。いつ発動するんだよ?」 「いーんだって!だってホムラ爺ちゃんのが先にカカシの悪口言ったからいいの!働かせすぎなんだよ!油断したときにどかーんって来るヤツは人魂もどきだけどちゃんと燃えたりしないようにしたもん!」 「…あっそ」 「あとさ、コハル婆ちゃんもおもしろかったね!」 「そーね。にしても、なんであっちだけ緩いのよ?花びら爆弾とかメルヘンチックなモノ作っちゃって」 「え?だってコハル婆ちゃんは仕方があるまいよって言ってくれたもん!ホムラ爺ちゃんはさー、頭硬いっていうかさ。下らない異国の祭など絶対許さんっていうから、けちんぼ馬鹿嫌いになるって怒っておいたんだけど、びっくりさせてやろうと思って!」 「まあねー。あの人恐いもの嫌いっぽいしね」 「え?そうなの?」 「俺が背後から肩掴んだだけでひいひい言ってたでしょ?」 「そういえば…!」 「そんなに目ぇキラキラさせて…。ほどほどにしときなさいよ?ま、そもそも俺がそっくりなせいもあるんだろうけどね」 「そっくり?そういえばすごいよな!友達んちの母ちゃんたちすごい勢いでお菓子くれたな!」 「んー。そりゃまあこの顔だし?」 「俺あんまり恐がってもらえなかった…。カカシみたいにきゃーきゃー言ってもらえると思ったのに可愛いって…!」 「俺も恐がられてた訳じゃないんだけど…めそめそしなくてもいいでしょうが」 「俺だって!来年はもっともっと恐いの作るんだ!お揃いで狼男とかやろうな!」 「めんどくさ」 「だって来年も絶対ホムラ爺ちゃんはぎゃふんといわせたいし、爺ちゃんには喜んでほしいし、コハル婆ちゃんもびっくりさせたいし、美味いお菓子いっぱい欲しいし!」 「…ちょっと聞くけど、喜ばせたかったの?あの大蜘蛛で?」 「油目んちの子がさ、すっごく詳しくて、でっかい蜘蛛かっこいいし、一生懸命探したんだ!きっと大事にしてくれるよな!もっとでっかくなったらお嫁さん紹介してくれるって!ちゃんと食われないようにする方法とかもあるみたいだし!」 「お前、結構大物だよな」 「おおもの?」 「あの親にしてこの子ありってことか…」 「なんかよくわかんないけどさ、あのさ…カカシは楽しかったか?」 「ん。そこそこね。とりあえずそこそこ戦果も上げたし」 「そっか!」 「ホラ風呂入ってきな。流石に牙つけたままじゃ邪魔でしょ?」 「んうー…うー」 「あ。うそ!ほら寝るなって!」 「うん…カカシいっしょにはいるの」 「ったく。しょうがないから入れてやるけど、起きたらちゃんと…」 「へへ…カカシ…」 「ったく。でも、ま、来年も付き合ってやってもいいよ。あのジジイ共に好き放題できるんだしね?」 ******************************************************************************** 適当。 犯行当日。コレにて一件落着死屍累々。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |