「ってことなんで、次の任務も下さい」 「…目がすわっとるぞカカシ」 「生まれつきです。いいからください。っつーかあんな手のかかるガキのお守り押し付けたくせに、勤労に励もうっていう忍の鑑になんか文句でもあるんですか?」 「ふん。あるに決まっとるわ。まだまだ青いのう?」 「青い?はっ!そりゃあのクソガキのことでしょ?早速修行だなんだって騒いだ挙句に怪我してきやがって!馬鹿なんじゃないの?」 「アヤツは無鉄砲じゃからのう…。して、お主はどうじゃ?」 「怪我なんかしてませんよ?とーぜんでしょ?アレと俺とは…違う」 「任務の間に規定の休暇もとっとらんじゃろうが」 「休暇なんかいりません。大した任務じゃない。俺はまだやれる」 「そうさな。お主はできようて。じゃが、部下の疲弊にも気付かぬようでは、のう?」 「っ!でも!あのクソガキが!俺を守るんだとかなんだとか明後日なこと…!」 「心配しとるんじゃろ」 「俺を?あのクソガキが?下忍のくせに?馬鹿なんじゃないですか?」 「じゃからお主もな」 「火影様!」 「そんな状態で任務に出せるか馬鹿者。頭を冷やして来い。ちょうどアレも近いことじゃしの」 「なぜですか!先の任務も問題なく遂行したはずです」 「それと規定違反をおかすことになんの関係があるんじゃ?」 「っ!それは!今までだってそんなのよくあっ…」 「上忍はたけカカシ。5日間の謹慎、とでもいえば納得できるか?」 「謹慎…!?なぜですか!」 「お主の言う、たかが下忍を黙らせるのに、部下を疲弊させるでないわ。もそっと冷静にならんか」 「…なら、単独で行きます」 「ならん。そのような煮え立った頭でなにが出来る?」 「煮え立ってなんかいません!俺なら戦える!弱くなんかない…!」 「下忍とくらぶればそうじゃろうなぁ。じゃが、今のお前ではあの子に勝てぬ」 「は?そんなわけないでしょ!」 「理解できんのが青いというとるんじゃ。無駄話をする気はない。今なら選ばせてやれるぞ?休暇か、それとも謹慎か」 「チッ!…休暇、とります。とりゃいいんでしょ。馬鹿馬鹿しい」 「もうすぐ、はろうぃんの祭じゃろ?」 「そうです、けど」 「ならばちょうどよかろうて。…話は以上じゃ。さっさと家に帰ってしっかり体を休めてこい」 「くそ!ハロウィンなんざクソ食らえ」 「…あいかわらずじゃのう…。さて、次はイルカか…」 ******************************************************************************** 適当。 はろいんはろいん。じいちゃん子育て(陰謀風味)奮闘中。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |