「ありがとうございます…ありがとうございます…!」 「いーえ。任務ですからお気になさら…」 「かぼちゃ、すっごく喜んでもらえました!」 「そうですか…!いや手塩にかけた甲斐があった…!ほんにようがんばってくれました…!これで今年は新しい農具が買えますし、飢えることも無いでしょう。良かった…!本当に良かった…!」 「えーっと、受領証がこちらで、褒章については後日とのことでした」 「ええ!ええ!知っておりますとも!して、危ない目にはあいませんでしたか…?」 「あー…ま、任務ですから」 「変なのちょっときたけど大丈夫だったよ!じゃなくて、でした!」 「そうですかそうですか!いや、こんなにチビすけさんても立派な忍なのですな…!お兄さんも、ようがんばってくれましたわい!怪我などなくて何よりです」 「だ、だからその!に、任務なんで…!頭触んなくても…!」 「へへ!すっごくすっごく立派なかぼちゃだったから、ちゃんと届けられて良かったです!」 「さて、腹も空いたじゃろうし、襲撃もあったようじゃし、泊まっていかれませんか?」 「え!?」 「いいの?」 「もちろんじゃとも。あの大きなかぼちゃも食べられんこともないんじゃが、他に美味しいほくほくしたかぼちゃも育てておるんじゃよ」 「へえ。あれだけ大きなの育ててたら、土地が痩せそうなのに」 「そこが我が村の腕の見せ所でしてな!山でこさえる肥料もですが、休耕地でヤギと…」 「ヤギ!ヤギってめーって鳴くあのヤギ?…ですか?」 「そうそう。あのヤギじゃよ!見ていくじゃろう?意外に人懐っこくて、里の子どもたちも可愛がってくれとるんじゃ」 「いやでもご迷惑…」 「カカシ…!ヤギだって!ヤギ!」 「おチビさんもこういうておりますし、我々としてもぜひお礼をしたいのです。それに、今後もかぼちゃの時期になればぜひ木の葉の里へ依頼したいとも思うておりますしな。その打ち合わせも兼ねて…だめですかのう?」 「…ご好意に甘えさせていただきます」 「やったぁ!かぼちゃ!ヤギ!」 「普通のかぼちゃ畑も見においで」 「うん!じゃなくて、えと。はい!」 「では早速準備をさせますでな。ささ。こちらへ」 「はぁ…」 「すごいな!カカシ!ヤギだって!かぼちゃ!」 「さっさと帰りたくて急いだのに…ま、元気でなによりって思えってこと?くそ…ッ!」 「カカシ?」 「あー。なんでもない」 「夜さ、話したい」 「は?ま、いいけど」 「…かぼちゃ、楽しみだな」 「あー。そうね」 ******************************************************************************** 適当。 はろいんはろいん。じじこんなちびっ子と老人にトラウマ気味な上忍。 そんでもって自分おたおめー。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |