「これで最後っと」 「カカシ!届けてきた!」 「ん、お前にしちゃ上等じゃない、しかも早くない?」 「うん!爺ちゃんと一緒に行った時に知り合った爺ちゃんの友達がいたから!」 「…あ、そ。外遊に連れ歩いてるのガキがいるってもしかして…」 「いざというときに時代の火影を支えるええっと?いしず?になれって良く爺ちゃんが言ってる。だからこういうのも必要なんだって」 「ふぅん?で?」 「俺が火影になるから大丈夫だよって言っといた!」 「ぷっ!無理無理!お前じゃ無理!」 「なんでだよ!まだわかんないだろ!」 「お前じゃ無理だよ。火影がなんだかわかってんの?」 「わかってるよ!里の皆を支えて、いっぱいいっぱい幸せにするんだ!いざって時は先頭に立って…」 「違う」 「え?」 「万の民を守るために千の民を犠牲に出来る。里の機構を維持するために、刃向かえば里人でも良民でも処分する」 「え…?」 「だからお前には無理。切り捨てられないヤツが火影になっても、結局なにも守りきれずに死ぬだけだ。しっかも先頭切って戦うとか馬鹿じゃないの?火影が戦うのは最終手段。そうじゃなきゃいざって時誰が指揮とるのよ?真っ先に死んじゃったら意味ないでしょ?」 「でも…!でも四代目様は…!」 「黙れ。お前如きが先生を語るな。…とにかくお前には向いてない。たとえこれからどんなに強くなったって、ね」 「バカカシの馬鹿!お前だってぜってー火影に向いてない!」 「そりゃそうでしょ。俺も無理」 「なんで!」 「お前が無理って今言ったんでしょうが…」 「だって、お前強いじゃん。でも自分のこと大事にしないから駄目だと思うけどさ…」 「クク…!裏切り者の息子を里の生贄に据えるって発想ならアリかもね?」 「うらぎりもの…?」 「俺は駄目。ありえないでしょ?少なくとも今のご意見番たちが生きてる間は、俺は生かさず殺さず適当に使われるだけだろーからね」 「なんでだよ!カカシは…カカシはそんなんじゃない!」 「…受領証、持ってんの?」 「え!あ、うん!これだよな?あとほうしょーきん?っていうのはなんかすごかったけど、また別に持っていくんだって」 「じゃ、行くよ」 「え!あ!待てよ!」 「無駄口は任務が終わってから叩きな」 「…うん」 「俺より、お前の方が火影向きかもね。甘すぎて失敗した爺さんの秘蔵っこってのは心配だけど」 「え?え?」 「飛ばすよ」 「わっ!ちょっ!危ないだろ!降ろせ!」 「黙って捕まってな」 「うわ!もう!なんだよ!バカカシの馬ー鹿!」 ******************************************************************************** 適当。 はろいんはろいん。なんでかながい。どうしたもんだか。 そんでもって自分おたおめー。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |