手作りチョコと犬上忍3(変態さん)


「「今朝は一応なにもなかったが…油断はできんな。玄関も戦場…!」
「イルカせんせ…!お待ちかねの俺です!チョコもあそこもたっぷり一杯舐めてしゃぶって美味しく蕩ける夜を…って言うか昼でも夜でもいつだって俺は食べごろです!」
「そうか。黙れ。どけろ」
「バレンタインのぉ…プレゼント第二号でぇす!ささ、あ・け・て?」
「なんでエプロンの裾めくりながらなのかはしらんが…この真冬に良くその格好で平気だな?」
「愛のおかげで熱くてたまらないっていうか…!かけたいし舐めたいししゃぶりたいし…!」
「そうか。黙れ。…まあお前の寄越したもんを確認くらいならしてやってもいいか」
「あ、俺の!」
「一応指定どおりかどうか確かめてやる」
「うふふふふふふふ…!そんなものだけじゃ足りないんで、たぁああっぷり俺の愛が詰まったバレンタインプレゼントを…!」
「お!これだこれ!うっまそうだなぁ!」
「そうですかー?一応買ってはきましたけど、やっぱりぃ…愛のこもった手作りの方が美味しいし楽しいし色々と…!」
「うん。美味い!コレ食ってみたかったんだよな!良くやったぞ駄犬!」
「えへへ!も、もっと撫でてください…!こ、こっちも…!」
「しまえ。…さてと、俺からも…」
「は、はぁい!俺の愛への証…!愛情たっぷりの手作りチョコレート…!」
「おい駄犬。お前は俺の犬だな?」
「はい!俺はイルカ先生のためだけの犬…!舐めますししゃぶりますしいくらでも…あぁん!」
「犬か…そうかそうか」
「ん、ぁ…はぁん…!」
「犬にはチョコレートは毒らしいぞ?」
「イルカせんせのくれるものなら毒だって何だって平気です!それにほら!俺って毒の耐性めちゃくちゃありますしぃ?」
「駄犬は俺に自分の犬を虐待しろというのか?」
「む、むしろ意味ご褒美…!いくらでも踏んでください…!」
「…そうかそうか。じゃあ一番の虐待を決行するかな。飼い犬を捨てるのは心が痛むが、よろこんでるようだし」
「えぇえええ!?だ、だめぇ!そんなのだめですううう!」
「で…これが、欲しいか?」
「欲しい…!イルカ先生の成分がしみこんだ手作りチョコ…!で、でもそんな…!」
「最近こそこそなんかやってるようだが、これ以上わけのわからんものを押し付けてこないならこれをくれてやってもいいぞ?」
「え!もらえるんですか!プレゼント…イルカせんせもきっと楽しいですよ…!」
「いらん。これで十分だ。めちゃくちゃ高いし手にはいりにくいしな」
「イルカせんせ…!」
「誰が飛び掛ってていいといった?この駄犬が!」
「イルカせんせの謙虚で俺への愛が溢れててもうもう…!」
「お、おい!?なにす…んん!?」
「うふふふふふふふ!チョコレート…おいしいですか?」
「くそ!もったいない!味わってくいたかったのになんてことしやがる!口移しなんかしなくても…んう!」
「愛のチョコレート交換…!最高のバレンタインですね…!後は下のお口でも…!」
「チッ!…いいか?他のもんはびた一文いらん。代わりにこのチョコは俺一人でたべる!」
「はぁい!俺の愛はいつだってイルカ先生一人だけのもの…!い、いっぱい食べてくださいね…!」
「いっそ噛み切ってやりたい…!いいからその不愉快なもんはしまっとけ!」
「そうですね…!移動にはぁ…!やっぱりちょっと、ね?俺の肌だってイルカせんせのものですし!」
「にしちゃ惜しげなく全裸で練り歩いてるけどな」
「…イルカせんせが…!嫉妬なんてもうもう!かわいいんだから!」
「くっつけるな!…とりあえずほら。くれてやる!くらえ!」
「いっただっきまぁす!ほ、包装紙もちゃああんと保存して…!チョコレート…!どうしよう!食べたいけど保存したい…!」
「ま、まあ好きにしろ。なんで一瞬にして開いてんだ…!?」
「好きにしろなんて…もちろんです!ささ!いきましょうね!」
「ぎゃあ!?そういう意味じゃねぇ!だ、だいたいどこに…って…ここはどこだ!」
「うふふ!新居その1でぇす!」
「なんだそりゃあ!?」
「…とりあえず…俺のいっぱい食べてくださいね…!」
「く、そ…!ど、どうにかしないと…!まさか拉致監禁…!?」

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変態さん。
そして戦闘激化。
ではではー!ご意見、ご感想などお気軽にどうぞー!


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