「おーい」 「なぁにー?」 「なぁにーじゃないだろ!降りてこい!」 「やだー」 「だー!やだじゃねぇっつってんだ!降りろ!そして服を着ろ!」 「えー?」 「えーじゃねぇよ!現役あん…いやその!とにかく!パンツ一丁でうろついていいのは家の中だけだ!」 「ここってアンタの家なんでしょ?いいじゃない」 「よくねぇっていってんだろうが!ご近所の人がびっくりするだろ!大体お前の所属を考えろ馬鹿!」 「馬鹿って言ったほうが馬鹿なんでしょー?」 「…分かった。昼飯はてんぷらだ。晩飯はケーキ盛り合わせだ。はちみつも上からたっぷりかけてやる!」 「えー?もーしょうがないなー?」 「居候が態度でかすぎだろ!黙って服着ろ!そんであとさっきお前の部下っぽい人がこれ持ってきたぞ!」 「ん?ああ新しいの?あ、やった。面もおにゅーだ」 「…おにゅーとかいうな。暗部だろアンタ…俺の憧れ全部粉砕しやがって!」 「ただの居候だもん。イルカがご飯くれないと飢えちゃう」 「もう手も足も動くだろ?いい加減家に帰れよ。なんつーかさ、俺は別に遊びに来るなとか言ってないだろ?」 「ヤダ。ここに住む。もう決めた」 「なんでだ!お前結構食うから食費もかかるし、風呂の水流しっぱなしにするだろ!食っちゃ寝食っちゃ寝するヤツを養う余裕はない!」 「あ。お金なら出すよ?」 「え!って待て待てそういう問題じゃねぇ!誰かと住むってのはな。大変なんだぞ?」 「そ?じゃ、頑張って早くなれてね?」 「なんでそうなるんだー!」 「まあいいじゃない。お昼ご飯はなぁに?魚がいいなー?」 「…野良猫が居ついたとでも思って諦めればいいのか…。暗部なら金持ちかもしれないよな?」 「居候だから。あ。ヒモでもいいよ?体で返してあげる」 「暗殺なんか頼む予定はない!便所掃除と風呂掃除とかならわかるけど、お前食ったモン散らかしっぱなしにするくらいだから掃除なんてできないだろ?」 「えー?できるよ?そうね。こことか?水遁でこう…」 「え?おお!すげぇ!窓ガラスがピカピカに!」 「イルカも覚える?水圧気をつけないと割れちゃうから気をつけてね?天幕片付けるときとか戦場掃除するときとか便利なのよこれ」 「へー!すげぇ!」 「じゃ、教えてあげるからお風呂場でもいーい?」 「そ、そっか!わかった!」 「…ちょろいよねー?心配」 「ん?なんか言ったか?着替えいるよな?」 「うんそうねー?…色々しちゃうしねー?」 「とりあえずこれとこれと…へへ!掃除が楽になるなぁ…!」 ******************************************************************************** 適当。 美味しい中忍は暗部に末永くちょろいといわれ続けたとかなんとか。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |